時代に合わせて変化するラジオというメディア

ラジオが好きですね。テレビをリアルタイムで見ることは、かなり少なくなりましたが、ラジオはよく聴いてます。もう10年近く、視聴時間については、ラジオ>テレビ、になっています。

ラジオというメディアは、メディア全体の立ち位置としては、テレビに追い抜かれて久しいというところですが、なんとか生き抜かないといけないせいか、いろいろと時代に対応していこう、という姿勢が垣間見えます。そういうのも、ラジオが好きな理由の一つかな。そう思ったところを挙げてみたいと思います。

「radiko」によるインターネット経由での配信

これは革新的でしたね。こんなエントリも書いてますけども。
ラジオを聴くことについて – Morayblog
それまでは、なんとかコンポとかで、音質が良いようにアンテナを設定してなんとか聴いて‥とやっていたのが、ブラウザでradikoを立ち上げれば、音質がいい番組を聞けるようになりましたので。開始が2010年ということで、すぐ聞き始めたような記憶があります。
また、追ってスマフォでのアプリでき、ちょうどその頃普及し始めたスマートフォンで聴く、というシーンも増えました。最近はBluetoothのワイヤレスイヤホンも大分普及してきたので、スマートフォン+Bluetoothのワイヤレスイヤホンで聴く、というシーンもよくあります。今までとはまた違う聴き方ですよね。

「radiko」によるタイムフリー機能

前述の項目は主にライブ配信のことについて述べましたが、これは過去1週間の番組がアーカイブされていて、さかのぼって聴くことができる、というものです。これ、テレビが全然できていないことですね。聴きたい番組あって、そのとき用事あって聴けない、という場合に、あとでタイムフリーで聴けばいいや、という使い方ができるので、普段よく使ってます。
1週間経ったら聴けなくなってしまうので、それはどうかなと当初思ってましたが、1週間経てばまた番組も放映されるし、ラジオの番組でそのあと長い間聴きたいものってそこまでないように思います。基本ライブ放送が基本なので、フロー的な情報を時間限定でストック化する、ということで、このくらいの期間でいいなと今になっては思います。

スマートスピーカーへの対応

私はGoogle Homeを使っていますが、スマートスピーカーでradikoを流すこともできます。しかも、スマートスピーカーの特徴である、音声コマンドで立ち上げて流す、なんてことも、毎日やってます。
普段、朝食のときに、ニュースとか天気とか電車の運行情報を知るためにラジオ聴いているんですが、朝、朝食の準備を始めるタイミングで「OK Google、J-Wave流して!」と毎日行ってますね。

自宅からのリモート放送にいち早く対応

このコロナ禍において、各メディアもいろいろなところで、対応を迫られていると聞いています。
テレビでは、ロケやスタジオ撮影は密になるので、話す人同士が離れたり、バラエティ番組だと一部の出演者が自宅からワイプ出演したりしていますが、それでもできない番組は、過去の放映を再放送したりして、いつものようにいかず苦心しているようです。
その中で、ラジオも、ブースでの放送はやはり密になるのでできない、ということを受けて、パーソナリティの人の自宅から放送できる体制を整えて放送しているようですね。

よく聴いている番組、「山下達郎のサンデー・ソングブック」も、達郎さんの自宅から放送となっていました。他の番組も同様の対応が進んでいるように思います。聴いていると、パーソナリティの方がそうおっしゃるので、ああそうなんだ、と気づきますが、言われないと分からない。番組のやり方とかは変えずに体制だけをうまく移行している、ように思いました。

今も、タイムフリーの番組を聴きながらこのエントリを書いていますが、いやラジオっていいいなと思っています。なんというか、インターネットとの親和性が高くて、これからの時代に適応できるメディアなんじゃないかなと個人的には思っています。これからも聴いていこうと思います。

ラジオを聴くことについて

先日、職場でGoogle Homeの話をしている際、どのような使い方をするかということについて聞かれ、主にラジオを聞いていると言うと非常に驚かれました。個人的にはTVよりも気軽に使っていろんな情報が得られる便利なメディアだと思って使っていたんですが、人によっては全然馴染みがない人もいるんですね。ちょっとここらで、ラジオの使い方や好きな番組について書きたいと思います。

ラジオを聴く主なシーン

  • 平日に朝食の支度をしながら
  • 朝起きていろいろと準備をしますが、ちょうど朝食の支度をいろいろとする際にGoogle Homeでradikoを立ち上げ聴きながらすすめていきます。ラジオを聞いていると、ニュースや天気が定期的に流れ、あと便利なのは電車の運行情報をリアルタイムで流してくれるところですね。「〜線が事故で遅延しています。」などの情報はかなり重要なので欠かせません。音楽をあまりちゃんと聞いている余裕はないですが、食事しながらでも情報が得られるのでいいですね。

  • 休日に食事を作りながら
  • これは主に昼食や夕食の際ですね。支度をしようと台所に入るタイミングで、これもGoogle Homeに向かってradikoを立ち上げていろいろと支度をします。これも作業的にTVだと映像を見て手が止まってしまうので、聴きながら家事ができるのがいいですね。ただ休日ということもあり、必要な情報を得るというよりは、リラックス的にだらだら聴けるのがいいです。

  • 平日に洗濯を干しながら
  • 普段平日の夜にその日着たものを洗濯していますが、洗濯を干す(いつも室内干しで除湿をかけて乾かしてます)部屋で干す作業をする際に、スマフォのradikoアプリを立ち上げて干しながら聞いてます。このときはタイムフリーで聞きたい番組を遡って聴くことが多いですね。これも料理するときと同様に作業しながらできるからいいですね。

  • 車を運転しながら
  • これは先のrakikoを使って聴くよりも定番ですね。運転しながらいろいろ聴いてます。これも高速乗っているときは交通情報、それ以外は音楽とか余暇として使ってます。

    よく聴く番組

    J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 別所哲也 :J-WAVE 81.3 FM RADIO
    平日の6:00-9:00までj-waveでやっている番組。俳優の別所哲也さんがDJでやっています。この番組は開始当初から聴いてます。確か2009年からやられていますが、その前はジョン・カビラさんが平日の朝を担当されていて、初まったばっかのときは、正直あんまり安定感もなくあんまかな・・・と思ったりしていますが、さすがに最近は安定感抜群ですね。年に数回休暇を取られてそのときは代わりの方が担当されますが、さすがに同等とはいかず早く別所さんにならないかなと思ったりしてます。前述の平日の朝に聴いているのがこれで、運行情報は超重要ですね。

    J-WAVE WEBSITE : RADIO DONUTS
    これは土曜日の朝に聴いている番組です。8〜9時台に起きることが多いですが、食事しながらよく聴いています。休日なのでリラックスモードで聴いてますが、DJの渡辺祐さんのけだるいトークが心地よくて最高ですね。たまにゲストでお気にいりのアーティストが出てくるとテンション上がっていいですね。

    J-WAVE WEBSITE : SAPPORO BEER OTOAJITO
    これは土曜日の18:00にやっているクリス・ペプラーさんの対談番組。主にミュージシャンですが、トークも聞けて音楽も聴けて良い番組です。このときは食事作りながら聴くことが多いですが、スポンサーがサッポロビールで、冒頭にビールを空けてゲストの方がおすすめのおつまみを持ってきて、それを呑みながら食べながら品評する下りが最高なんですよね。缶ビールを開ける音とか咀嚼音とかも生々しく聴きながら。このあと自分が食事する際にビールを飲むことを想定しながら聞くと、なかなかよい感じです。

    antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING : J-WAVE 81.3 FM RADIO
    これは日曜20:00にやっている野村訓市さんがDJの番組ですね。これはかなりおすすめです。いつから聴いててか定かではありませんが、いつのまにかよく聴く番組になってます。旅をコンセプトとして、投稿した人のメッセージを紹介しつつリクエストの音楽を流すというプログラムですが、流れる音楽がなかなかマニアックで、この番組が一つのメディアとして成立している感があります。radikoのタイムフリーで聴くことも多いですが、自分にとってよい番組だなあと思います。

    山下達郎のサンデー・ソングブック
    日曜14:00からやっている山下達郎さんの番組。これはTokyo FMEですね。1990年代から聴いてますが長寿番組ですね。先日東北大震災の追悼プログラムをやっていましたが素晴らしかった。「希望という名の光」をスタンドアローン版でエレピでの弾き語りをやっていて、それが心に沁みました。

    まだまだラジオは毎日使うメディアだと思いますが、よりよい使い方をしていきたいですね。