いろいろなサイトのGreatest Songsを比較してみた。

レスポール借りたら、ポールリードスミスだった件

主に外国の音楽雑誌で、グレイテストソング100みたいな特集をやっているのをたまに目にします。見ていると結構面白いですね。人によって、もちろん異論はあろうかと思いますが、そこでも雑誌ごとのカラーで突き抜けてしまうのが良いかと思います。見つけたものをまとめてみました。

まずは、イギリスの老舗雑誌RollingStone誌のThe 500 Greatest Songs of All Time
何かとランキングをすることで有名ですね。TOP5はこちら。

  1. “Like a Rolling Stone” Bob Dylan
  2. “(I Can’t Get No) Satisfaction” The Rolling Stones
  3. “Imagine” John Lennon
  4. “What’s Going On” Marvin Gaye
  5. “Respect” Aretha Franklin

TO3にはロックの名曲が入っていますが、4、5位はSoulです。The Beatlesでは、”Hey Jude”が8位。1位2位は、曲名アーティスト名に”Rolling Stone”が入ってますが、どのくらい関係したのか。ただ、順位はともかくチョイスは大分妥当な気がします。
リストを見ていると、70年代以前の曲が多く、90年代の曲が上位に来ない印象があります。曲に関する統計を見てみると、90年代以降の曲は500曲中25曲。いくらなんでも少ないんじゃないかなと思います。ちなみに、90年代以降で最も順位が高かったのは”Smells Like Teen Spirit” Nirvanaで8位でした。

続いては、投票サイトThe top TensのBest Songs of All Time

  1. “Bohemian Rhapsody” Queen
  2. “Stairway to Heaven”Led Zeppelin
  3. “You Raise Me Up” Josh Groban
  4. “One” Metallica
  5. “Smells Like Teen Spirit” Nirvana

RollingStone誌のTOP5とはガラリと変わり、まったくかすっていません。そしてQueenが1位となりました。これもある意味納得。3位のJosh Grobanさんは存じませんでした。こう見るとバンドが多いですね。投票サイトということは、ネット利用者属性による影響が大きいのかなと思いました。故にMetallicaやNirvanaが上位に来ているのかと推察しますが、それよりもQueen、Led Zeppelinが上位ということは、偉大さのあかしでしょうか。RollingStone誌のTOP5では、Imagineが8位が最高位。The Beatlesでは”Strawberry Fields Forever”が61位。あまりにも存在大きすぎて敬遠したのか、それとも票が割れてしまったのか。そして、日本勢では、”Art of Life  “X Japanが11位に入ってます。

続いて音楽情報サイトらしきDigitalDreamDoor
100 Greatest Rock Songs

  1. “Stairway to Heaven”Led Zeppelin
  2. “Johnny B. Goode” Chuck Berry
  3. “Like a Rolling Stone” Bob Dylan
  4. “Respect” Aretha Franklin
  5. “(I Can’t Get No) Satisfaction” The Rolling Stones

なんだか、RollingStone誌にチョイスが近い感じがするものの、TOP2は異なりLed Zeppelinが1位でした。The Beatlesでは” A Day In The Life ”が7位。
ただ、これも90年代以降の曲は少なく、最上位はやはり”Smells Like Teen Spirit” Nirvanaで33位でした。

続いて、これもイギリスの音楽情報サイトKERRANG!の 100 Greatest Singles Of All Timeただし、2002年のランキングです。

  1. “Smells Like Teen Spirit”Nirvana
  2. “Freak On A Leash”Korn
  3. “Chop Suey!”System Of A Down
  4. “Enter Sandman”Metallica
  5. “The Beautiful People”Marilyn Manson

思いっきり90年代以降のヘビィロックですね。 いろいろなランキングで奮闘していたNirvanaが1位。めでたしめでたし。ランキングを見渡しても、The Beatles、The Rolling Stonesの名前が見当たりません。Queenはありましたが。All Timeということで、全期間まんべんなく対象なのかと思いましたが、意図的なのか、読者層の好みなのか、偏った結果となりました。

こう見てみると、読者の属性と志向、および選ぶ側のカラーが結構出ていて、興味深い結果となりました。今度は担当パート別にでも見てみようと思います。

もう2010年代だけどアナログ盤で音楽を聞いてみる

我が家には、レコードプレーヤーがあります。普段音楽を聞くのは、iPodを始めとしたデジタルオーディオプレーヤーですが、最近またアナログ盤で音楽を聴き始めました。
レコードプレーヤーを買ったのはかれこれ15年ほど前。その頃は今のようにデジタルオーディオではなくCD全盛でしたが、新品や中古でCDを買うのは高いと思っていた時に、比較的安かった中古レコードを買えば,、たくさん音楽を聞けるかなと思ったことが動機です。

日頃、MP3などの圧縮されたフォーマットで音楽を聞いていると、レコードの音を聞くと、すごく
音質が良い感じがします。ヘッドフォンではなく、スピーカーで聞くからかとも思いましたが、同じ
セットでCDを聞くよりも良いと思います。アナログなので、CDなどのデジタルメディアでカット
される高周波が聞けるから、というのも、よく言われることではありますが、それを抜きにしても。
ただ、私だけではなく、同様に感じている人もいるようですね。

その一方で、高音質を求める風潮も出てきて、アナログ盤志向が英米で盛り上がっています。ハタチ前後の音楽好きのアメリカ人を見ていると、アナログ盤より「これはカセットで聴きたいよね」なんて言ってる。もうダウンロードとアナログ盤が普通になってきていますね。

坂本龍一|第21回 「音楽」について言いきる | Web Magazine OPENERS – 坂本龍一の「上から」言いきる….

また、音楽を再生する際に、当たり前ですが物理的にいろいろなものを動かすので、
その動きが今となっては面白いです。うちの2歳の娘に先日見せたところ、大喜びしてました。
iPodなんかで音楽を再生する際は、
曲を選択→再生ボタンを押す→音楽が流れる、
というプロセスですが、
レコードをそれでやると、
LPをレコードプレーヤーに置く→再生速度を選択する→再生ボタンを押す→盤が回転し始める
→アームが動いて針を盤に落とす →音楽が流れる(ノイズ付き)、とやたらプロセスが長くなり
なります。 しかも、途中の曲を再生したい場合は、溝を見ながらこの辺か?と何度か針を置いて
確かめてみる、という作業も付いてきます。
ただ、こういう面倒くささも、むしろいいですね。
Untitled | Flickr - Photo Sharing!

プレーヤーです。Audio-TechicaのAT-PL30。買った当時で一番安かったやつで、
確か8,000円くらいでした。

Untitled | Flickr - Photo Sharing!

蓋を開けてみたところ。

Untitled | Flickr - Photo Sharing!

持っているレコードは30枚ほど。
これは昔のJAZZで、Miles Davisの企画ものみたいです。1曲目は「A Night In Tunisia」
ですね。

Untitled | Flickr - Photo Sharing!

これもJAZZで、ピアニストOscar Petersonのライブ盤。これも企画ものかな?ただ、
ピーターソンさんは出している作品数がものすごいので、どうなんでしょう。
この中の「Summer Time」は、バカテクで非常にいいですね。
Untitled | Flickr - Photo Sharing!

これはOasisのシングル「Stand By Me」CDと同じ曲数でしたが、あえてLPで買ってみました。
今となっては、リッピングできないから困りますが、まあ良いかと。
Untitled | Flickr - Photo Sharing!

それから、Yellow Magic Orchestra「Solid State Surviver」。これは、友人に引っ越し祝いで
もらいました。正規版だから意外と価値があるかも。「Yellow Magic Orchestra(米国版)」
「Public Pressure 」ももらいました。アナログシンセの音って、さすがレコードにマッチしている
感じがする。

Untitled | Flickr - Photo Sharing!

奥田民生のシングル「月を超えろ」。新品で購入しました。これもOasis同様、シングルCDと曲順などは同様だったものの、ちょっと安かった感じです。
奥田さんはアナログの音が好きらしく、最近でもシングルは限定でアナログでも出してますね。
一時期シングルをドーナツ盤で出してたときもあり、その時はシングル曲+CDシングルとは違うシングル曲という構成だったので、稀少性がありました。そのドーナツ盤では
「さすらい/悩んで学んで」を持ってます。他の日本人アーティストでは、電気グルーブ「A」を
持っています。

音楽を聞く上で、メリット・デメリットを考えて選ぶのは面白いと思いました。しばらくは、
iPod+レコードで行ってみようかと思っています。

聞いた曲をlast.fmで集計してみた 2

前回、11月29日に集計してみましたが、2ヶ月半程度経って変化があったか、何となく比較をしてみようと思いました。

前回、集計し始めて2ヶ月弱であったこともあり、自分でもこんなに聴いてたかな?というアーティストもありましたが、そこから時間が経つにつれ、だいたい自分の志向どおりになってきているように思います。iPodではプレイリスト中心に聞いているので、おのずとそうなるのだと思います。

14位にGieseking(ギーゼキング)がいますが、これはCDではなく、パブリックドメイン・クラシックから、MP3をダウンロードしてみたものです。著作権切れの録音が対象なので昔の人ばかりですが、逆に大物ばかりなので良かったり、音質が荒いと逆に昔ぽかったりしてあまり気にしてません。

他にも、YouTubeの動画をMP3 に変換してダウンロードしたりもして、CDを買う以外の方法で音楽を得ていることが増えてきています。個人的には間口が広がる意味でポジティブに考えていますが、世の中の移り変わりが早いということを考えるといろいろですね。

曲単位では以下のようになりました。