坂本龍一さんの楽しみ方(2)

先日のエントリの続きです。

YMOとしてのアプローチ

アプローチと書きましたが、メンバーですからね。数々の名曲を作っていますが、好きなのはこれかな。

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5曲目の「Behind The Mask」。ボコーダーを使ってボーカルもしてます。以前放送されたNHKの「Schola」の中でこの曲を取り上げていて、不思議とライブで受ける訳を分析してましたが、イントロのコード進行がギターで弾きやすい平行移動できる進行だったと言っていました。耳に残るコード進行ですね。

ライブ盤として、Youtubeに上がっている下記も好きです。

キーボードプレーヤーとしてのアプローチ

YMOとしてデビュー前に、スタジオミュージシャンとして活躍されていたと聞いています。いろいろな作品に参加されていますが、特に驚いたのは、矢沢永吉さんのヒット曲「時間よ止まれ」に参加していることですね。そして、高橋幸宏さんも一緒に参加されていて、YMOの2/3ですね。

レコーディングにはYMOの坂本龍一、高橋幸宏も参加。時間よ止まれ (矢沢永吉の曲) – Wikipedia

幸宏さんはこんなことも言ってましたね。

田島 「影響力という意味では幸宏さんのドラムに憧れた人は僕らの世代にはすごく多いですよ。幸宏さんのドラムはヴォーカリストが歌いやすいドラムなんですよ」
高橋 「それは僕が歌うということが大きいでしょうね。唯一ちょっと邪魔していたなと思うのが、<時間よ止まれ>」
田島 「ええっ! 矢沢永吉さんのあの曲のドラム、幸宏さんだったんですか!?」
特集:『WORLD HAPPINESS 2012』開催記念対談 高橋幸宏×田島貴男 – CDJournal CDJ PUSH

もともと凄腕ミュージシャンだったから、いろいろなところに参加されていたのだと思います。面白い。

というように、様々なジャンルの音楽を作った坂本さん。今後の活躍にも期待したいと思います。

坂本龍一さんの楽しみ方(1)

最近エントリにも書いてますが、坂本龍一さんの音楽とか映画とかをよく聴いたり見たりしてます。
記憶にある限りで最初に聴いたのは、「戦メリ」をピアノで弾きたいなを思った子供のころかと思いますが、下記のCDを買って持ってましたね。

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「戦メリ」以外にも、「ラストエンペラー」や「子猫物語」など、見たり耳にした音楽があって、結構愛聴したのを覚えてます。

ただ、坂本さんは、活躍するジャンルが多岐に渡るため、1ジャンルを極める音楽家ではないような気がします。そこが良いところだと思いますけれども。そこで、個人的に、このジャンルがよいというところを列挙したいと思います。

クラシック、現代音楽でのアプローチ

東京芸大の作曲科卒、というバックグラウンドからも、クラシック的なアプローチの曲も多いです。ご本人が申すに、曲は降りてきちゃうところは降りてきちゃうんだよね、ということですが、それでもクラシックなアプローチで作らられた曲も多数あって、好きなものが多いです。

有名なところでは、ピアノ・ソロでいうと下記ですかね。

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それから、大ヒットした、癒し系とその当時は言われた下記とか。

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個人的には、ウラではない最初の方の方が好きですね。

それから、トリオ編成での下記。室内楽的なアプローチがいいですね。

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この5曲目の「1919」なんて、レーニンのスピーチをバックに不協和音に近いコードを鳴らす、というような、後の坂本さんでも見られるアプローチで、個人的にはかなり好きですね。

ボサノバでのアプローチ

このアルバムも買いました。最近は聴いてないけど、当時はやはり大分好きだった。

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作曲家ではドビュッシーが好きということで、ここで取り上げていたアントニオ・カルロス・ジョビンも同系につながる音楽家として、捉えていたようですね。これも端正で好きでした。

テクノ・アンビエントでのアプローチ

言わずとしれたYMOでの活躍はもとより、個人での曲でもかなり先進性をも持ったテクノよりの曲があります。

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このアルバムはYMO時代のものですが、この中で取り上げるのであればやっぱり「Riot in Logos」ですかね。再開後のYMOでも演奏してますが、こういうレベルに達した曲はなかなか出てこない気がします。

それから、アンビエント寄りだと、クリスチャン・フェネス氏とコラボした下記とか。

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それから、下記は、ニューヨークでのライブをEテレでやっているのを見ましたが、いろいろと楽器を駆使している音楽で、不思議な感じがしました。

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映画音楽でのアプローチ

これも数多くありますが、気になったのは下記かなと。

あと個人的には、先に挙げた「子猫物語」ですかね。

書いていて1エントリでは長くなったので、次回に続きます。

練習に最適な名フレーズのギターソロ4選

普段、エレキギターを弾きますが、練習がてらいろんなフレーズを弾きます。ただ、手癖みたいなのばかりだと新しいものも生まれない感じがするので、弾きやすい名フレーズを弾こうと思っていろいろと探しています。ここで、自分が気に入っていて、かつ弾きやすいギターソロを集めてみたので、紹介じゃないですが列挙してみたいと思います。

X JAPAN「Endless Rain」のギターソロ

ENDLESS_RAIN_-_X

この当時はX、今はX Japanの名バラード「Endless Rain」のソロはなかなか名フレーズだと思います。ツインギターが3度では盛りながらメロディーを奏でるのが特徴です。早いフレーズでもこのハモリはxだと結構ありますね。
サビのあと転調してこのソロに入ってくるのが、アレンジとしても感じを変えている感があってよいと思います。

Queen「Bohemian Rhapsody」のギターソロ

Bohemian_Rhapsody_-_Queen

最近、映画のおかげで人気再燃中のQueen。最も有名といえるこの曲のソロは、フレディ・マーキュリーの歌にかぶせる形で、ブライアン・メイのソロが入ってきます。フレーズとしては、まあまあ歌う感じではあるものの途中から結構ハイポジションで5連符、7連符と早めのフレーズが続き、そんなに簡単ではない感じですね。このソロのあとは、オペラ風のコーラスになるので、サビとのつなぎとしても重要なパートになっているかと思います。

The Beatles「Let It Be」のギターソロ

Let_It_BeThe Beatles _

The Beatlesの超名曲ですが、このソロもなかなか秀逸です。パートは各人複数楽器できるので曲によって違うようですが、このソロは、ジョージ・ハリスンですね。フレーズとしては、そんなに早く弾くフレーズでもなく、ディストーション聞かせながらペンタトニック・スケールで歌う感じのソロです。

これとは別録音で、確かパスト・マスターズVol.2に入っていたバージョンかと思いましたが、音色はフェイザーを聞かせてちょっと弱々しげなフレーズのソロもありますね。それもまた別の味わいがあってよいと思います。
↓この動画のソロも、このバージョンに近いやつですね。

Oasis「Live Forever」のギターソロ

Live Forever-_OASIS

90年台〜2000年台のモンスターバンドOasis。それの1stアルバムに入っていてアンセム的にライブ最終盤にやってみんなが大合唱する曲のソロも良いです。リードギターは作曲者でもあるノエル・ギャラガーですが、歌のフレーズから続いてソロが入ってくるような、速弾きとはまた違うメロディアスなソロです。フレーズは大分長めですが、その中でだんだん上の音を使うよう上行していく感じが盛り上がりと同化している感じがします。
ノエルは、ある雑誌の中で、自分のギターの腕は並だ、と発言していましたが、歌うソロを弾かせるとなかなか聞かせる感じがしてよいと思います。


と、正直有名どころのソロばっかりですが、ある意味名ソロなので、弾きつつ何かインスピレーションが生まれることを祈りたいですね。

独習の大切さについて

独習、と書いてなんのこっちゃ、というところもありますが、クリエイティブなものを生み出す人ほど、過去のものをたどったうえで自分の創作に活かそうとする、という姿勢があるように思います。
私もかくありたい、と思うところもあり、具体例をまとめてみたいと思います。

手塚治虫さんの場合

ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ (少年チャンピオン・コミックス)
ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ (少年チャンピオン・コミックス)

以前読んだ「ブラックジャック創作秘話」の中で、作品制作中の手塚さんが、おもむろに作業場がから降りてきて、ディズニーのバンビをトレースする、というシーンがありました。これは同じバンビをトレースすることで、自分の調子を図っているということでした。
手塚さんレベルだと完全に大家ですが、そのような方でもこういう地道なことをしていたんですね。

坂本龍一さんの場合


以前もエントリを書いた坂本龍一さんの密着ドキュメンタリーの映画「CODA」の中で、バッハのアリアを弾いているシーンが何度もありました。元はクラシックだというところでバッハは身近にあるものだったということかと思いますが、その他自分で作った曲をこれは僕のコラールと述べているシーンあったりして、ベースとなるところから様々ジャンルを広げていっているということがわかる作品でした。

ピーター・ゼルキンの場合

意味がなければスイングはない (文春文庫)
意味がなければスイングはない (文春文庫)

村上春樹さんの音楽に関する本「意味がなければスイングはない」の中で、同じポーランドのピアニスト、ルービンシュタインとゼルキンについて書いている章がありました。天才肌のルービンシュタインに対して地道に努力するゼルキン、という構図となっていましたが、あるコンクールの練習前の宿泊先でのゼルキンの練習の様子で、傍から聞いていた人が、単純な練習曲をゆっくりと早朝から弾いている人がいてまさかコンクールの出場者ではないだろうと思っていたら、だんだんと速度が早くなっていて実はそれがゼルキンだった、という話がありました。ピアノなんてそういう要素が強いですね。
定番の練習曲のハノンも、有名ピアニストが毎日やっているという触れ込みが広まってますしね。

エリック・カントナの場合

ものはないですが、10数年前のスポーツグラフィックnumberのイングランド特集で、マンチェスターユナイテッド所属時のエリック・カントナについて、練習終了後の居残り練習で、基本的なパス練習やシュート練習を何度も何度も繰り返していた、という記述がありとても印象に残ってます。イングランドの冬はとても寒いのでみんな先に帰っていたところを、フランスから来たカントナが居残り練習でスキルを磨き、それを見ていたマンU生え抜きの若手(それこそギグスとかベッカムとかスコールズとかですね)が見習って同じように練習してその後の繁栄を気づいた、ということになってます。
サッカー選手だと同じようにしている選手は今でもたくさんいますが、その後の栄光の礎となった点が大きいと思います。

ちょっと思いついたところを列挙してみました。これらを見てただ決意を新たにするだけではなく、実践したいですね。

Facebookをいかに使っていくか

SNSのFacebook、私もアカウントを持っていますが、最近自分が投稿することが大分少なくなってきたように思います。自分の2018年の投稿数は11、しかも年の後半になって少なくなってきている)

全体の動向としても、成長が頭打ちになり、ユーザの高年齢化により若年層の利用が減少しているという傾向にあるようです。

Facebookで絡んでくる老人世代がウザい | 日刊SPA!
FBはおじさんばかり? 日本法人代表「違和感ある」:朝日新聞デジタル
勢い増す「LINE」と「Instagram」、頭打ちの「Facebook」と「ニコニコ動画」 | ハフポスト

そこで、Facebookの立ち位置、そしてどう使っていけばよいかを考えたいと思います。

他のSNS、アウトプットメディアとの比較

ここでは、私がよく使うSNSやアウトプットメディアとの比較をしてみたいと思います。

  • line:クローズド/1対1(およびN対N)/フロー型
  • twitter/instagram:オープン/1対N/フロー型
  • blog:オープン/1対他1/ストック型
  • facebook:クローズド/1対他/ストック型
  • 雑な分析とも言えますが、Facebook以外のSNSは、クローズドの場合は基本1対1の関係性の中でフローのコンテンツ、オープンの場合は1対Nの完成形でフロー型のコンテンツ、基本会話や雑多なアウトプットをフロー的に消費していくような立ち位置かと思います。
    逆に、ブログではこれは検索エンジン経由でコンテンツを広めるのが基本だと思いますが、オープンで1対Nの関係で、ストック型のコンテンツとなります。

    私の場合とも言えますが、Facebookはクローズドであるものの1対Nの関係性で、ある程度遡れるようなストック型のコンテンツを出していく性質のものかと思います。たまにテキストなどtwitter的にフロー型のコンテツをつぶやく方もいますが、そこまで多数ではないかと思います。
    ここで思うのは、このFacebookのフォロワーというクローズの関係性の中で、1対Nで出していくコンテンツがあんまりなく、では別にポストしなくてもいいか、という気になることかと思います。

    ではどうしたらいいか

    友達を増やす

    クローズドということで、あくまで自分の関係性の中での関わりということになりますが、ここの人数を増やし拡散させる母数を増やす、というのが考えうる第一の戦略かと思います。クローズドといえども、リーチできる数が増えることになりますし。ただ、別に増える関係性って特にひろがらないんだよな…

    フロー型/ストック型のコンテンツを使い分ける

    端的に言って、フロー型のコンテンツのポストを増やし、かつストック型のコンテンツも適度に取り入れていくということですね。先日友人の転職についてのポストを目にして、へぇ~そこに転職するのかと思ったことがありましたが、そのあたりは後に振り返って見るようにすることもあり、ストック型のコンテンツとして機能している例かと思います。

    自分がメディアとなれるように個を確立する

    簡単に何言ってるんだというところですが、著名人のアカウントだと先に述べた友達以外にフォローする人も多数出て、そうすると自分のメディアとして使えるようになります。そうすると、クローズドからオープンになっていくイメージですね。サイトとどう差別化する、という課題は出てきますが、そのように使うのも一つかと思います。

    ざっと列記しました。自分がSNS/メディアをどう使っていくか、頻度から考えて考えを整理した程度ですが、何であれ意識して使っていくのと、漠然と使う/やめちゃう、というのでは雲泥の差が出てくるように思うので、そこは突き詰めて考えたいと思います。

    2018年12月に読んだ本まとめ

    まずは紙の本から。今月は紙の本を割と多く買っていました。

    アメリカ音楽についての新書。ブルースだとかソウルだとかジャズなどを、ジャンルごとに時系列にならべ概論的に著した本です。自分の好きなジャンル、例えばジャズであるとかロックであるとかはなんとなく知ってはいましたが、あまり詳しくないジャンルについてはなかなか取っ掛かりがなく、聞いたことのある人をなんとなく聞いてみる、みたいな感じでしか触れられなかったですが、このように全体から時系列的に説明されていると、理解が早くていいいですね。Google Play Musicを契約していますが、それに入っているアーティストだったらすぐ聴けるので、本を読みながらいろいろと曲を紐解いてみたりしていました。

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    中年男ルネッサンス (イースト新書) [ 田中俊之 ]
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    社会学者の田中俊之さんと芸人の山田ルイ53世さんの共著。田中さんは男性学という名で社会学者として活躍されていますが、何者にもなれないというところにフォーカスして論じているのが興味深かったです。山田ルイ53世さんも、髭男爵で一世を風靡したもののその後はいろいろとあったということで、両名とも実体験に基づいて考察されていたのがなかなか良かったように思います。

    これは、サッカーの戦術本です。W杯以降、サッカーの戦術についてちょっとはまり、いろいろと本を読んでいるんですが、これはFootballistaという雑誌で連載されていたレナート・バルディさんという実際にイタリアのサッカークラブでコーチをしている方の分析などを元に構成されています。現マンチェスター・シティ監督のグアルディオラ監督の戦術など、高度に発達している戦術について詳細に解説されていて、とても勉強になります。

    続いて電子書籍
    翻訳夜話 (文春新書)
    翻訳夜話 (文春新書)

    村上春樹さんの翻訳についての新書。刊行されたのは2000年ということで、その時紙の本で買って手放していしまいましたが、ちょっとなんか読みたいなというときに目について、さっと買いました。共著まで行きませんが本職の翻訳家の柴田元幸さんとの対談も収められていますが、同じ英文を両名が翻訳してみて、その違いを見る、という箇所で、だいぶ翻訳された感じが違うなというところが印象に残ってます。

    昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)
    昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)

    評論家の保阪正康さんの新書。第二次大戦時の日本軍の重鎮たちにフォーカスしたものです。個人的には、瀬島龍三氏に関する記述に興味を持って買いましたが、インタビューの内容など1次情報に手を入れて、それが官僚にありがちな行動だ、と結んでいるところに驚くとともにちょっと穿った見方を持ちました。wikiなどを読むと第二次大戦時の軍部にはかなり批判的とあり、内容については何が妥当かをよく見て考える必要があるかと思います。