「Chromebook Pixel」発売の報に際して、Chromebookの使い方について考える

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この度、新しいChromebookが発売されるという報道が出ていました。
グーグル、高解像度ディスプレイ搭載「Chromebook Pixel」発表 WIRED.jp

これは今までのChromebookとは違うハイエンド製品で、価格は、タッチパネル機能付きの高解像度ディスプレイを使用し、Wi-Fiモデルが1299ドル、LTE対応版が1499ドルと、200~400ドルくらいと今までのChromebookとは違う価格設定となっています。

このニュースを受けて、いろいろな方の反応を見てみましたが、どうもあまり捗々しくない。個人的にも、今まで価格が低めで使えていたChromebookについて、そこまでの価格を付けた付加価値は何なのか?というところは正直実感できないところはあるものの、反応の中にはAppleやWindows機と比較して、wi-fi環境しか使えないという引き算での機能性について、あくまで想像的に評価をしているような印象を多く受けました。
そこで、私はChromebookを保有し使っているところから、実際使ってみてChromebookってどうなのか、どのくらいの価値があるものなのかを考えてみたいと思います。

現在、私の家には2台PCがあります。一台はChromebook、もう一台はWindow Vista搭載のDellのPC。この2台を用途に分けて(無意識的に)使い分けているという状況です。その主な使い分け用途は以下です。

Chromebook

  • Webのブラウズ(Google,Google Reader,はてなブックマークなど)
  • ソーシャルメディアのチェック、投稿(Facebook,Twitter,Tumblrなど)
  • ブログのチェック、エントリ作成(Wordpress)
  • ちょっとオンラインゲームをやる(Google+上で)

など

DellのPC

  • MS Officeを使った作業(Excel,Word、たまにPowerpoint)
  • ローカルアプリを使った作業(FTPクライアントなど)
  • 音楽ファイルの管理(itunes)
  • 音楽制作アプリの使用(cubase AI,Orion8)
  • 光学ドライブを使った作業(DVDを焼く、DVDを見る、など)

など

こう見ると同じくらいの項目が並んでいますが、日常仕事して家に帰って限られた中でPCを触るとなると、Chromebookでやる作業の方が私の場合かなり多かったりします。という上で、Chromebookでの項目の作業をやるのに、さっと起動してサクサク動いてくれるChromebookは、仕事の立ち回りが早い人間のようにストレスを貯めずに触れることができます。逆にDellのPCを使わなくてはできない作業がある時は、「DellのPCの方で(動作は遅いけど)やらねばらなないな」と思うようになって来ました。つまり、Webのブラウズやソーシャルメディアのチェック、投稿だけを行おうとするときには、DellのPCではなくChromebookを使うようになっていて、使う用途の切り分けは大分できてきた感があります。

スマートフォンを使えば、ということに関しては、私もスマートフォンユーザで日常よく使いますが、ちょっとブラウズするにはいいもののやはり高解像度で見るときや多めのテキストを入力する際には、やはり物理キーボードが適しているように思います。

以前、BlogをRSSで購読しているブロガーdrikinさんのエントリの中で、

個人的にはChromebookを単なるChromeしか使えないパソコンというマイナスな見方は間違えだと思っていて、Chromeしか使えないように最適化したパソコンと捉えてます。

Chromebookを使い倒して3日目の感想

とありましたが、私の実感としても同感だと思います。逆に、他の著名ブロガーさんのエントリの中で、eclipseやvimもemacsも動かないPCなんて、という記述もありましたが、開発メインでやる方はもちろんそう思うでしょうが、利用者側の人数の方が多くそのようなニーズが確かにあるためにGoogleがそこを狙って出したという製品だと思います。自分の手元に置けるものは少ないですが、クラウド上に置いておく自分のものに快適にアクセス出きる有能ツールとして、価格を考えても非常に価値があるかと。

Windowには不満があるものの、Appleにはなじみがあんまりなくどうしたもんか、と思う開発しないユーザである自分にとっては非常に快適なツールですが、いくら待っても日本で発売する気配が昔気配あったまま音沙汰ないのが気になります。Googleが本当にニーズがあるところにあえて出さないことはないように思うので、日本じゃ売れないって見ていることか?とも思いますが。ともかく今後も期待はしていきたいですね、Chromebook。

▼参考URL
Introducing the new Chromebook

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ドメインを変更しました

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当サイトのドメインについて

http://www.plusunfield.sakura.ne.jp/

から

http://plusunfield.com/

へ、変更しました。

前にとってサイトを作りそびれいてたドメインをそのままBlogに流用したかたちです。
ただ、未だ.htaccessの設定が完全でなく、旧ドメインから即座にリダイレクトされないのが辛いところ。
SEOの観点では、重複コンテンツになるので非常に良くないものの、ちゃんと調べて対処していくしかないですね。

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雑誌、ビッグイシュー(The Big Issue)を買った

ホームレスの社会復帰に貢献することを目指すとした雑誌、ビッグイシュー(The Big Issue)を買ってみました。イギリス版がオリジナルで、日本では2003年から発売されています。
日本版創刊直後は結構な頻度で買っていましたが、しばらく買ってませんでした。ですが、会社の前の路上で売っていたのを見て、買ってみたというわけです。昔は定価が200円でしたが、今は300円になってました。ですがまあ、売り子のおっちゃん頑張れという気持ちも多分に入れて買ってるので、不当な値上げという感じも別にそんなにしないですね。

この雑誌を知ったきっかけは、ある音楽雑誌にて、イギリスのバンドThe StoneRosesが、再結成時に一番初めにインタビューを受けたのがこの雑誌だった、という逸話を読んだ時です。正直別にStoneRosesのファンでもないんだが、心意気としてなかなか面白いなと思い印象に残っています。ただ、正確には、再結成時じゃなくてニューアルバムの取材だったようだけども。

雑誌の中身は、メインの特集が著名人のインタビューで、その他にいろいろ連載がある感じです。この号の表紙はトム・クルーズさんでしたが、ミュージシャンなんかがでているとなかなか興味惹かれるところもあります。また、連載では、アフリカのサバンナで獣医師をしている滝田明日香さんの連載があったのが驚きでした。村上龍さんのメールメディア「JMM 」で連載を持っていた方で、なかなかカラフルなアフリカ生活やサバンナの状況をレポートしていたのがよかったですね。
それから、個人的に好きなのは「ホームレス人生相談」普通の評論家などの人生相談と違って深みがあってかなり面白いです。今回のも、普通に羨ましがっちゃったりして、それじゃや相談じゃないだろ的要素満載でした。

コンセプトも内容もなかなか個性的な作りがしてて面白い雑誌だと思います。ミュージシャンやサッカー選手などの人でも、先のThe StoneRosesみたいに、あえてこの雑誌に出てみたいというような感じになれば面白いけど、だれかいないかな?

▼参考サイト
ビッグイシュー日本版|BIGISSUE JAPAN
 

iPod touch第五世代を使ってみての感想

iPod touch第五世代を買って約1ヶ月、音楽ファイルの引き継ぎがうまくいかず難儀しましたが、ようやく以前使っていた第四世代より本格に移行しました。使ってみての感想を以下述べてみたいと思います。

  • 筐体が軽くて質感がカクカクしてて良い

第四世代と比べて大分軽くなっているので、最初はちょっと不安感もありましたが大分慣れました。筐体の形も、第四世代までは割りと曲線的な感じでしたが、この第五世代は割りと角型なのでそのあたりも質感の違いがありました。でもそれも良い意味で慣れましたね。

  • 動作がサクサクで快適

これはメモリが512MBとiPhone4S並になったことが大きいですね。今まではいろいろ使ってメモリを食っていると、アプリを立ち上げる際になかなかスムーズに立ち上がらなかったり、グラフィックを多く使ったゲームなどのアプリ動作中に落ちることが度々ありましたが、それは激減している印象です。この点でかなりすばらしい。

  • 音楽再生時の音質が良くなった

これはあまり述べられていない点だと思います。前の第四世代と同じ曲を聞いてみても、音質はクリアで音圧も上がっている気がします。再生部分のエンジンの質が向上したのか、コネクタなどのアウトプット部の品質が向上したのかは分かりませんが、この点は音楽再生プレーヤとしてのiPodとして、非常に良い点だと思います。(比較してませんが、iPhoneはその点はiPodに劣るという評価を聞いているので)SonyのWalkmanが音質の良さを売りにしているので、その点で優位性が生まれるといいと思います。

  • Lightningコネクタは耐久性があっていい

iPhone5も含め、この世代から実装されたLightningコネクタ。以前のPinによる接続よりも、コンパクトかつPinが潰れることなく確実に接続されるという意味で非常に良いと思っています。あとは、以前のケーブルをどうリプレースしていくかということになりますね。

Android端末も新たに買ったものの、軽量かつ高性能なモバイルデバイスとして相変わらずメインで使い重宝してます。これからもメインでつけるかなと思います。

統合型ソフトシンセサイザ「Synapse Orion8」を使う

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私は趣味でDTMをやっていますが、使っているソフトの1つに「Synapse Orion8」があります。

このソフトはなんと形容したらよいかあれですが、純粋なDAWというよりは、ソフトシンセの統合体でトラックを作った結果シーケンスソフトのように使えるもの、というものだと考えています。競合としては、「Reason」「Project」などですね。

製品自体は、Synapseの「Orion Platium」を2005年頃買っており、それをアップデートして使っています。
買ったきっかけは、一からトラックを打ち込むのが面倒だと思っていたところ、ちょうど統合型シンセが出始め、かつ愛読していた「Sound&Recording Magazine」で統合型シンセが特集されていたのに触発されて購入しました。
買ったところは、新宿のソフマップだったかな。価格は約¥20,000だったと記憶してます。
ちなみにそのときのサンレコはこちら。2003年9月号で、大沢伸一さんが表示です。もはやボロボロ。でもまだ手元にあってたまに見てます。

そこでしばらく使っていたものの、そのうち使わなくなってしまいました。
ただ時はたち、また打ち込みを再開しようと思い立った時に、アップデートできるか確認したところ、Synapse社の英語サイトで有償だけどもアップデートできるのを確認したのでやってみました。価格は約90ドルくらい。クレジットカードで払いました。
そこからまた使い始めてます。

そして現在使っている様子はこちら。キャプチャ貼っていきます。

初めはこのように空の画面が出てきます。ここにジェネレータを必要なトラック分立ち上げていくスタイル。

「Incert」というメニューから、必要なジェネレータを選択します。他の統合型ソフトシンセは使ったことはありませんが、聞いた噂ではOrionのジェネレータの数は別に多くないということ。別に困ってませんが。

これはドラムのジェネレータを表示したところ。ステップ的に入力し、パターンを作った上でトラックを作成していきます。

これはサンプラーを立ちあげてみました。いつもはエレキベースをサンプラーを使って打ち込んでいます。どんどんジェネレータが増えていきます。オーディオサンプルの数はそれなりにありますが、何故かキーボード系がない。

これはToxicというシンセを立ち上げたところ。シンセも数種類あります。

使ってみてのまとめは以下です。

○良い点

  • 動作が軽量。

Orion Platium時代からそうですが、打ち込みをしていく上ではあんまりメモリを食いません。確か競合製品よりも消費メモリが少なかった。前述のように、ジェネレータをいくつも立ち上げていく操作方法ですが、それで特にPCが遅くなるということはありません。今は4GBのWindowマシンで動作させてますが平気ですね。ただ、後述しますが、オーディオを扱うときは別の話。

  • ジェネレータの音が良い

数は少ないと言いましたが、ジェネレータ特にシンセの音はなかなか素晴らしい。そして楽しい。買うきっかけとなったサンレコでもそこは絶賛されてました。

  • 打ち込み作業も実に簡単

ジェネレータ別にパターンを作り、それを曲のタイムラインに当てはめていくスタイルは、非常に簡単。昔は非常に画期的で、今はiPadアプリなんかでありそうですけども、本格派向きでやれるのはとてもいいと思う。慣れてくると打ち込みの時間はどんどん短縮される気がします。

○悪い点

  • オーディオがまともに扱えない。

最大の弱点。現在はオーディオ・インターフェースはYamaha Audiogramを使用していますが、打ち込みをバックにボーカルやギターをオーディオ録音しようと何度も試みたものの、まともに録れない、音がずれまくるなどの不具合が出て、結局このソフトでオーディオを取るのは諦めました。私の機材環境やPCのセットアップが良くなかった可能性もありますが、録音用で今使っているCubase AIでは初めから何の問題もなく使えているところを考えても、やっぱり問題があるように思います。(Orion Platium時代は、2chで相当叩かれていた。)
ただ、作ったトラックをトラック単位でWavファイルで出力することができ、バックトラック制作ツールとして考えれば、結構重宝します。現状の正解な使い方はそれのような気も。

  • サイトやソフト自体が日本語対応していない。

買ったときもUSのサイトで買いましたが、正直クレジットカードを使ったりメールのやりとりなんかも英語でやるので、自分の英語力ではハードルが高かったです。オーディオが糞→あんまり売れず→日本で本格導入されず、という流れな気もしますが、もうちょっとセールス的に広がるといいなあとは思います。また、日本語の説明書も別にないので、細かなセッティングは手探りでやらなれければならないのは結構難儀。最近まで気づかなかった操作方法などが結構ありました。分からないときは、前述のサンレコを紐解いたりしてました。(だから今でも持ってるんですが)

主な使いかたやジェネレータの種類なんかは割愛してますが、それぞれでエントリ1つずつ書けるような感じもしてます。もっと使っていけば、いろいろ分かるところもあるような、スルメ的DAWと言えそうですね。

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