矢野顕子&奥田民生「ラーメン・ライダー」を観に行った

先日こちらのライブに行きました。

人見記念講堂で行われた矢野顕子さんと奥田民生さんのジョイントライブ。
確か民生さん公式のXの投稿で知りました。民生さんのファンクラブ限定の申込があったので、これを機にファンクラブに登録してチケット抽選に申し込み、その後抽選結果が発表されて無事に当選したことを知りました。近年、人気があるライブの抽選に申し込んでもほぼ落選していたので、とても嬉しかったですね。

元々民生さんのファンで、それこそ1990年代後半〜2000年代後半くらいは、民生さんのライブに何度も足を運んでました。ただ、そこから自分の事情もあり、ライブを観に行くこともほぼなくなってしまって、その後コロナもあり大分久々のライブ参戦となりました。
矢野顕子さんのライブを観るのは初めてでしたが、それこそ民生さんとは「Beautful Songs」などで競演されてたのを知ってました。

当日の会場近くの三茶の様子。土曜の夕方ということもあって賑わってました。会場までも、それなりに皆列を作って歩くというような感じも。

会場前の看板。この先に会場の人見記念講堂がありました。

会場前のステージの様子。ちょっと小さいですが、上手に矢野さんのピアノ、下手に民生さんのアコギのセットですね。民生さんはいつも一人股旅などでも使用しているアナログのリズムボックスも操作されていました。

演奏は圧巻の一言

流れで詳細を述べることはやめますが、素晴らしい演奏でした。
矢野さんの曲・民生さんの曲をそれぞれがメインボーカルとりながら演奏する、というスタイルがメインですが、歌も素晴らしい、楽器演奏も素晴らしい、曲も素晴らしい、ということで、一流ミュージシャンの競演でした。

スタイルは、お二人のピアノとギターのデュオのほか、矢野さんのピアノ弾き語り、民生さんのギター弾き語り、民生さんのギター+矢野さんのボーカル、ほか、曲に合わせていろいろでした。

沸いていた曲いろいろ


Xなどでもレビューは色々出ているかと思いますが、一番沸いていたのは「ひとつだけ」をやったときでした。
正直この曲をよく聴いていたわけではなかったですが、聴いてこれは忌野清志郎さんと矢野さんのデュエット曲として有名だったことを思い出しました。

前述の通り、いろいろなスタイルでの演奏スタイルでしたが、この曲は矢野さんのピアノ+ボーカル、民生さんのボーカル、そしてハープ、でした。
これは清志郎さんのスタイルと一緒でしたね。2番からはちょっと清志郎さんの声色に似せた感じで民生さんが歌って会場が沸いてました。後ほどのMCでは、真似じゃなくてああいうふうにしないと歌えないんだ、とおっしゃっていましたが、民生さんの歌は、きっちりハイトーンまで太い声で出しつつ、上手さも見せる素晴らしい歌でした。

YouTubeのこの映像でのスタイルでしたね。民生さんのハープも初めて聴いたり見たりしたかな。

( リンク https://www.youtube.com/watch?v=qS9tn8QeMw0 から引用)

個人的には、民生さん+矢野さんの「白と黒」民生さんの曲ですが、白ヤギさん黒ヤギさんをモチーフにした曲が、矢野さんの雰囲気にもあってたなと思います。アドリブ?かと思いますが、最後のボーカルの掛け合いもあってよかったです。
それと、やっぱり定番ですが、矢野さん弾き語りの「すばらしい日々」、民生さん弾き語りの「イージュー・ライダー」お二人での「大迷惑」という民生さん的ヒットソングの数々。泣いちゃいますね

そしてやはりラーメン

ラーメン・ライダーとありましたが、最後の曲は矢野さんの「ラーメン食べたい」でした。やっぱこれですよね。
曲の前のMCで、「これを聴いたらみなさん、ラーメン食べて帰ってくださいね!」との民生さんのMCがあり、それを聞く前からも終わったらラーメン食べようと思いました。
それはともかく、歌詞がいいな、とやっぱり思います。

 男もつらいけど 女もつらいのよ
 友達になれたらいいのに
 くたびれる毎日 話がしたいのよ 
 思いきり大きな字の手紙 読んでね

ラーメン食べたい|矢野顕子

これを聴いて、勇気づけられて、ラーメン食べた人もたくさんいたろうなと思います。

(Xの投稿 https://twitter.com/ty01tokyo/status/1837494899429855384 から引用)

私も食べました。美味しかったな

また、素晴らしい演奏を楽しむ機会を作れたらと思います

新作を楽しみにする作家・ミュージシャン

日々、本を読んだり音楽聴いたり映画見たりしていますが、なかなか最新作が出たらチェックして買ってみる、というアーティストってそこまで多くありません。だんだん新作は別にいいかなと興味無くなってしまったり、旧作だけチェックするということにもなりがちです。
また、アーティスト自体も、そんなに新作出さなくなってしまう人もいます。チェックしたくなるくらいの頻度で、作品をリリースしているという現役な方がそう思うような対象ですね。

村上春樹さん

言わずと知れた日本を代表する小説家。読み始めたのは、1990年代後半だったかな?友人に勧められて旧作から読み、そこからは新作で出る長編・短編小説やエッセイ、翻訳者など、大体隈なくチェックしています。
小説は割と電子書籍で買うことも多いですが、やっぱり紙で読みたい時は紙でも買いますね。

そして最近買ったのはこちら。雑誌「BRUTUS」の村上春樹さん特集のムックです。それと、最新作の短編集は電子書籍で。

佐藤優さん

ロシア中心に国際関係論ほか、幅広く執筆されている作家の方。主に新書をチェックしていますが、ハードカバーの本も買っています。
歴史や国際関係論などを中心に買ってますが、先日出ていた読書論の本はなかなかよく、何度も読み返したりしています。

奥田民生さん

「UNICORN」ほか活躍されているロックミュージシャン。日本人のロックミュージシャンの中では、正直一番好きですね。

アルバム中心に新作出たらだいたいチェックして購入しています。最近は、新作出たらアナログを予約して買うことが多いですね。
こちらは、現時点で最新アルバムの「サボテンミュージアム」

山下達郎さん

近年DJされているラジオ番組をほぼ欠かさず聴いており、その影響もあって新作をチェックしようと思いました。
ただ、シングルはコンスタントに出されているものの、アルバムはなかなか出ておらず、どうかな〜?と思っていたものの、今年の6月に新作が発表されました。こちらもアナログが出たので買ってみました。

ノエルギャラガー

元OASISのギタリストのノエルさん。今はソロアーティストとして活躍中ですね。
新作もコンスタントに出されていて、こちらもアナログで新作が発売されるので、だいたいかっています。

こちらはベスト盤ですが、結構かけていますね。

パールジャム

1990年代から活躍しているオルタナイティブ・ロックの雄。日本だとニルヴァーナが人気ありますが、私はPearl Jamが好きですね。もう30年選手かな?ただ、まだライブツアーもやり、新作もバリバリリリースしています。新作もしっかりPearl Jamの音がするのがすごい

こちらが新作のアナログ。1曲目からおおっと!と思わせました。

ということで、自分の好きな作家・ミュージシャンが現役で新作出してくれる、というのは、幸せですね。ポルシェじゃないですが、「新作が最高傑作」を期待して待ちたいと思います。

奥田民生さんがハワイでやったYouTubeライブ映像がなかなかいい感じ

これですね。

キャプションにはこうあります。

奥田民生のホノルル・フェスティバル スパシャルアンバサダー就任を記念した”スペシャルミニライブ”の様子をハワイよりお届けいたします。2018年3月10日、ハワイコンベンションセンター

Youtube-

民生さんがハワイに呼ばれたイベント?みたいな催しでのライブですね。2018年ということで、今から3年ほど前です。
この動画見て、なかなかいいなと思い、高評価つけて結構しょっちゅう聴いています。なんでいいのか?については以下ですね。

30分ほどのちょうどいい長さのライブ

書いた通りですが、通常のコンサート・ライブにしては短いです。そこまでフルで腰据えて聴く感じで流さないので、個人的にちょうどいいなという感じです。

コンサート映像しておらず誰かが撮ったような映像でいい

よくよく見ると、複数のカメラで撮っておらず、固定カメラでの映像です。それが帰って仏の人が撮っているようでよかったかな。
ただ、音はちゃんと撮れているので、なんから専門の機材を使っているように思います。

なぜか新作+ちょっと捻ったベスト?的な曲ラインナップ

曲のチョイスがいいですね。なんか民生さんが考えたのかな。
曲順は以下の通りです。
・MTRY
・マシマロ
・エンジン
・俺のギター
・ヘヘヘイ
・御免ライダー
・さすらい
・イージューライダー

MTRY、エンジン、俺のギターなど、最近のサボテンミュージアム収録曲ありつつ、ヘヘヘイとか御免ライダーとか2000年代の曲もありつつ、最後はド定番のこの2曲で締めるというバランスの良い選曲になってると思います。

途中でES-330→レスポールにギター乗り換えなんかもあったりして

曲順で言うと、エンジンと俺のギターの間でギターが変わりますね。
自分主催のライブでなく、ご本人もMCで呼ばれて来てます(だけどハワイに呼んでもらえるなんて、ということ)と言っていますが、サウンドへのこだわりはさすがですね。
ライブ中にローディーの方がそれぞれのギターをチューニングしていますが、荷物減らせるから1本でも、という感じじゃないのがさすがですね。

ということで、いい動画なので見てもらえればと思います。

奥田民生さんによる「カンタンカンタビレ」の与える男・ギター録音の回が、なかなか素晴らしい

もはやYouTuberとも言える奥田民生さんですが、カンタンカンタビレと称して、自分の過去の曲をそれぞれの楽器ずつ、自分で演奏しながら多重録音して曲として完成させるものがあります。これがなかなか素晴らしいですね。

ギター、ボーカルは、ライブなどでも自身でやられていますが、ベースやドラムも自分で演り曲として完成させるスタイルは、アルバムでもやっているスタイルですね。いつのまにかマルチプレーヤーです。

カンタンカンタビレ(通常盤)

民生さんのドラムは、まあまあ前のドラムマガジンで、自身もメンバーのThe Verbsのドラマー、スティーブ・ジョーダンさんと対談して、ジョーダンさんの教則ビデオ見てるとか言ってた記憶があります。

そして、その動画です。各楽器で動画の回がありますが、よく見ている(正確に言うと聴いている)のはギターの回です。ギターは2CH それぞれ違うギターで取っていて、それぞれ音色もフレーズも違っていて良い感じです。

ギター1本目(エピフォン・コロネット)

まず1本目ということで、ギターでバッキングの1本目を撮ってます。使っているのは、エピフォン・コロネットの奥田民生モデル。本人語っているように、全然使っていないのでピカピカ、ということですが、ちょっと話題にはなりましたね。

Epiphone奥田民生最新シグネチャー「CORONET」300本限定生産! | イシバシ楽器

この回のの特徴としては、以下な感じかなと思います。

・ピックアップはP90 ということで、ツヤのあるシングルコイルサウンドで、そこまで強く歪んでない。
・弦全体を使うコードはまあまあ多めだけども、出力あんまり強くないサウンドなんでそんなに強いかんじはしない。

ギター2本目(ギブソン・レスポール)

このギターは、レスポールスタンダード。民生さんが持っている伝説の1959年製レスポールを、3Dスキャナーで採寸しリイシューしたモデルです。(民生さん曰く、全然別のギターだけど見た目はそのまま、ということ)この動画でのギターやフレーズはこんな感じですね

・王道のレスポール+マーシャル。ハムバッカーの太めのサウンドで歪みあり。
・コードのボイシングなどは、そこまでエピフォンのときとは大きく違わないような気もしますが、Aメロなどはやや低音弦を中心に弾いてる。

民生さん代名詞のレスポールということで、音色は多少違えども、よく聴いていたサウンドですね。
この回はまずバッキングのギターを撮りつつ、このあとに、ギターソロもこのギターで弾いてます。

個人的に、この「与える男」が好きなんですが、それをギターのところだけ中心に、ボーカル入ってないバージョンの動画と音で見て(聴いても)十分楽しむことができています。
それは、フレーズやコードをそれぞれ多少は使い分けたり、ギターの音色についても確認できるから、ということかなと思います。

こういうことは、「どうなってるんだ?」と思っても、昔は表にでることはなかったことだったわけで、Youtube素晴らしいなと思ったのでした。

奥田民生さんのオンラインライブ「MTRY TOUR 2021」を見ての雑感

先週行われた奥田民生さんのオンラインライブのチケットを買ってみました。たしか、Twitterで告知されてて、日曜だったし見れるかなと思って、買ってみました。


オンラインライブは、山下達郎さんがやってるとか、別の方のnoteで見てみて面白いかなと思ったりしてましたが、実際チケット買ってみたのは初めてでした。
配信はLineのLive-Viewingというプラットフォームでした。Lineはメッセージ以外にもまあまあいろんな機能を使っていて、このLive-Viewingもそんなに迷うことなく使えました。

使ってみて思ったことは以下です。

思ったより、ライブ的な一体感はありそう

今回買ったチケットは、1/31 16:00からの山梨でのライブでした。スケジュールをみて、リアルタイムで見れるかなと思いましたが、結果的には見れず後からのアーカイブで見ました。
このLineの仕様だと思いますが、映像の横にコメントが表示されて、オンラインで参加されている方がコメントを書き込んでいました。リアルタイムで見ていれば、こういう形で盛り上がれたかなと思います。
自分の業務でも、全体での会議もオンライン開催で、反応はチャットですることもありますが(拍手の代わりに「888888」と打ったり」)そういう形になれば、こういう形で参加し一緒にライブ見ている一体感を感じるのは全然問題なくできるかなと思いました。

アーカイブの映像と比べて、アーティストの現状がリアルタイムでわかるのでそこは大きい

前述の通り、現実にはリアルタイムではなく少し遅れて見た感じではありました、それでも数時間の差なので、現状のアーティストの方の様子を見ることができました。YouTubeなどのアップもいろいろですし、DVDほかパッケージ商品になったのを見ても、さすがに時間差はありますからね。
今回思ったのは、奥田さんの使っているギターの変化。少し前までは、Gibsonのセミアコなどを中心に使っていたように思いましたが、今回は冒頭からテレキャスター→フライングVの流れ。後半で以前多用していたレスポール・スペシャルが出てきましたが、なんかだいぶ機材変えたなと思わせるギターのチョイスでした。コメントでも、ギターが変わったという感じのものが結構ありましたね。

クオリティ高いアーティストだったら、通常のライブよりも集客できている

画面には参加者数が出ますが、同時では数千、累計では1万以上のユーザが参加していました。今回の山梨の会館のキャパシティを考えても、だいたい数千くらいの大きさと思うので、オンラインライブではより多くの人が見ていた、と言えると思います。
少し前に、サザンオールスターズがやっぱりオンラインライブやって、今回のように会場のキャパシティを大きく超える閲覧者数をみせた、というニュースがあったと記憶していますが、コアなファンが多数いるアーティストは、オンラインライブに対応することで、物理的に参加できていなかったファンをライブに読み込める、ということがわかります。

物理的にライブ行けてなかったけど、こういう形でライブ見れて満足度はすこぶる高い

先程のは全体みた一般論でしたが、こちらは一ファンとしての個人的な話。
奥田さんのライブは、それこそ10数年前までは結構言ってました。今回やった山梨でのライブにも言ったことがありますし。(1997年の股旅ツアーだったかな)ただ、その後は、子供がいることもあり、自分だけの楽しみでライブに行く、ということはできなくなっていました。子供が大きくなった今でも、まあそうですね。
今回オンラインライブになったことを受けて、まあオンラインでかつリアルタイムでもなかったものの、ライブに行ったときに近い満足を得ることができたと思います。選択肢として、こういうものがあるというのは、心持ちとして大分違いますね。同じように思った方もいたのでは、と思います。

アーカイブが1週間見れるというのも、他コンテンツと比べてもいいやり方だと思った。

今回リアルタイムで見れるか、と思い、結局だめだったんですが、それでもライブ見れる手段がある、というのは大分大きいと思います。
私は、普段メディアとしてはラジオをよく使ってるんですが、ラジオはradikoのタイムフリーがあるので、リアルタイムで聴けなくても、1週間はアーカイブから聴けるので、なんというかセーフティネットがあるところが違いますね。極力リアルタイムで聴きたいけど、聴けなくても手段があるっていう。
今回のライブでも同様にアーカイブ聴ける期間が1週間あったので、まさにradikoのタイムフリーと同じような感じで見ることができました。通して1回は見て、少し見たいものをちょくちょく見たりしました。これが、無制限に見れるようだと、いつで見れるかと思って逆に全然見ないんだろうなあ…と思います。なんで、1週間くらいがいいんでしょうね。

今書いている時点で、アーカイブの視聴期限まで残り30分ほど。名残惜しいものの、ライブとはそういうものとして見ていたいたと思います。いやー、またみたいな。今回のツアーで見れそうな日があれば、今度はリアルタイムで見たいと思います。

J−POPクラシックとしての井上陽水奥田民生

今、このDVDを聴きながらこのエントリを書いてます。

井上陽水奥田民生のライブDVDですね。昔、WOWWOWでやってたのを録画して見てましたが、ひょんなところからYouTubeでこのライブの1曲を見て、おおと火がついてこれは見れなくなったら困るなと思って、勢いで買っちゃいました。この頃はBlue-rayが主流じゃなくて、DVDでしたね。

井上陽水奥田民生は大好きで、今でもよく聴きますが、アルバムは「ショッピング」(1997年)と、「ダブルドライブ」(2007年)の2枚のみ、ですね。まあ両名ともソロが本文で、そのサイドプロジェクトとしてやってる感じありますが、それでも初作から20年以上経っても、聴き応え十分な作品だったなと思います。見てみると、いろいろな面でのバリエーションがあったように思います。それについて考えてみたいと思います。

作詞・作曲が入れ替わることによる曲のバリエーション

第一作の「ショッピング」は、井上陽水さんの箱根の別荘に籠もって曲作りした、って、前に民生さんが言ってましたが、陽水さんの詩に民生さんが曲をつける、というパターンだけでなく、逆に、民生さんの詞に陽水さんの曲がのるパターンがあったりと、両名とも普通に作詞作曲で圧倒的な実力がある中で、単にくっついただけでない違った化学反応があるからいいですね。

ボーカルのバリエーションもある

メインボーカルは、曲を作った方が取るのかな?という気もしますが、ふたりとも歌唱力が素晴らしいので、この2人のハーモニーも魅力ですね。

両者のバックグラウンドの違いによるサウンドのバリエーション

陽水さんはフォーク、民生さんはバンドからのロック、が、基本サウンドだと思いますが、井上陽水奥田民生となると、それぞれいろいろ混ぜた形のある意味ごちゃまぜサウンドになってる感があります。それでも、高品質の音楽になっているのは、どういうかたちであれ、自分の音があるからですね。

MCのバリエーション

これは、ライブのDVDを聴いているから思うことです。いつもの陽水節と言ってよいような、なんとも形容し難い陽水さんの話っぷりに、民生さんが冷静にツッコミをいれる構図となってます。年重ねると落ち着くからツッコミをいれるようになるかと思いきや、逆ですね。というか、それは陽水さんのキャラ全開だからだと思いますが。

曲すばらしくて、いい曲豊富ですが、自分のお気に入りを挙げるとするならこれですね。

手引きのようなもの。これがやっぱり極上かなと思います。

まだまだ、聴き続けて行きたいですね。

昨年買ったアナログレコードを列挙してみる

近年、いろいろとアナログレコードに関するエントリを書いてますが、完全に音楽の聴き方については、普段使いの音楽鑑賞→サブスクリプションのGoogle Play Music、じっくりと自分がお金まで出して買いたいもの→(アナログ発売されているのが前提ですが)アナログレコードで購入してレコードプレーヤーで再生、というふうになっています。なんか、倒錯している感もありますね。

そのうえで、昨年は結構アナログレコードを買ったのを思い出しました。近年CDは大分買わなくなったな、と思いましたが、昨年のアナログレコードの買いっぷりは、CD買わなくなった時代と比べても大分たくさん買ったなと思います。
買ったアナログレコードは、聴くときに写真撮ってInstagramに上げてますが、図らずも購入ログになってます。そのあたりを振り返りたいと思います。

ジミヘンのベスト。1枚めの「Purple Haze」から痺れますね。まさにアナログサウンド的にいい感じなんですが、ミックスもあんまりちゃんとしてない曲もあるのか?ボーカルが小さい曲とかもあったりします。でもやっぱりいいですね。

カーリングシトーンズのアルバム。奥田民生さんを敬愛しているので、氏のサイドプロジェクトなんかもまめにチェックしていますが、このバンドもメンツはすごいものの基本的にふざけてますね。なんだよシトーンって。ただ、曲も演奏も真っ当、民生さんの最近の志向もあるのか、基本的にはシンプルなロックンロールサウンドなので、アナログで聴くとなかなかいいですね。逆にサブスクリプションだったら聞き流してしまうかも…っていう感じになるかも。

星野源さんセレクトによる細野晴臣さんのベスト盤。企画ものですが、小山田圭吾さん・星野源さんの2バージョンが発表され、収録曲見て星野源さんの方を買いました。別に「Hosono House」も持っているので、曲の被りなんかも考えましたが、がっちり聴くとやはり細野さんの世界観は最高だなと思います。シンプルゆえの難しさを軽々と超える感じが才能だなと思います。

Pearl Jamの93年に発表作「Vitalogy」実は発表時にCDを買っていて、今でもCDは持っているのですがどうしてもアナログ盤を買いたいと思ったので今回購入しました。理由は、2曲めの「Spin The Black Circle」という曲が好きで、その曲の意味がレコードをかけろ(ブラックサークルとはレコード盤のことですね)というものだったからです。CDでもサブスクリプションでもまあまま聴いてますが、これをアナログ盤で聴いたときは狂喜乱舞しました。パール・ジャムサウンドもアナログに合っていてよかったですね。

ユニコーンの企画版「半世紀№5」の中の1枚「ロック!クロック!オクロック!」 Youtubeで動画を見て、気に入った曲でどうやって発売されるのかなと思っていました。ここで企画版が出たので買ってみました。もうふざけ度バッチリでユニコーン的な曲です。いいですね。

サザンオールスターズ「Blue Heaven」これは中古で買いましたね。サザンオールスターズの曲では、これが一番好きかもしれない。

サンフジンズのアルバム「スリーシンプサンズ」メンツみるとなかなかのスーパーグループですが、音は真っ当なロックンロールベースですね。曲は、民生氏・岸田繁氏ともに共作しながら書いてますが、曲調は大分違うのでバラエティに富んでます。「じょじょ」はいいですね。

細野晴臣さんの「Hosono House」いろいろ探しましたが、結局タイミングよく輸入盤見つけて買いました。自分の家で録音したホームレコーディングなんで、音はとてもシンプル。レコードで聴くといいアルバムです。やはり「恋は桃色」がいいかな。

星野源さんの前作「Yellow Dancer」アナログ発売されたのを機に買ってみました。聴けば聴くほどなかなか味わいを感じられるアルバムですね。やっぱり曲がいいな。「FriendShip」が好きかな。

エリック・クラプトンの言わずとしれた名作。それこそ20年以上前は、CDをレンタルしてきてカセットテープにダビングして聴いてました。アナログ盤で聴くその頃のことを思い出してノスタルジックな気分にさせられますね。

インスタには投稿してませんでしたが、こちら。ノラ・ジョーンズ「COME AWAY WITH ME」やっぱり「Don’t Know Why」ですね。

都合11枚!今年も買おう!

Amazon Primeビデオで、奥田民生「MTRY LIVE AT BUDOKAN」を見た


最近はAmazon Primeビデオを徐々に見てますが、ライブビデオがあるのはあまり知りませんでした。そこで私の好きなアーティストの奥田民生さんのライブビデオが配信されてたので見ました。
販売バージョンもありましたが、今回はレンタルにしました。3日間見れて¥350。手軽に見れるのもいいですね。
以下雑感です。

日本武道館でのライブは15年ぶりくらいらしい

MCで本人の口で言ってました。15年前というと、2003、2004年くらい。「okuda tamio LIVE E 0203 FINAL」が、2003年2月にやってるので、そこ以来ですかね。その2003年のライブには私は行ってましたが、民生さんくらいのアーティストだと、もっとやってるのかと思ってました。

MTR&Yの歴史も相当長い

途中自分ひとりでやっていたアルバムや弾き語り形式のライブセットもあるものの、バンドとしてのMTR&Yは、2005年からということで、もう14年ですね。それ以前のDr.strangelove時代の印象もそれなりにありますが、もうこの形はおなじみかと思います。最初はギターがOT一人でアンサンブル平気かなあ・・などと思ったもんですね。

ギターは相変わらずたっぷり

曲ごとにギターも持ち替えて、それも楽しめました。最近メインのES-330、以前からおなじみのレスポールスペシャル、ギター・マガジンで取り上げられていたレスポール59’をスキャナニングして再現したもの、あとは見たことない赤いES-330、とか、メロディー・メーカーとか、割と新しく手に入ったものも積極的に使っていた感じでした。ギターをたくさん持ち替えていると言っても、OTの場合はいたずらにやっているというよりも、曲に必要なサウンドとか雰囲気とかを考えて持ち替えていることがわかったので、それも含めて楽しめました。

懐かしい曲もたくさん

さすがに曲たくさんありますが、新作の「サボテン・ミュージアム」の曲以外にも、「Custom」「The standard」「御免ライダー」「イナビカリ」とか、2000年台の曲も結構やっていたのがある意味以外でした。最後は「さすらい」で大円団でしたけどね。

OTのライブももう10数年行ってないですね。落ち着いたらまた行きたいな。その前に、こういうライブビデオでフォローし続けたたいと思います。

「最強のこれから」でアレンジを学ぶ

敬愛する奥田民生さんの曲「最強のこれから」のYouTube動画を見て思った事です。
奥田さんの10枚目のアルバム「OTRL」の1曲目に収録されていますが、「奥田民生 レコーディング・ライブ(が頭文字)」の通り、1曲を録音する様を見せたライブで、終了後その場で配信したことも話題となりました。

この動画では、基本奥田さんが全楽器を演奏・録音し、それを曲として完成する様子を描いていますが、実にそのアレンジが巧みである事が
分かり、いろいろ勉強になるところです。
主な楽器は以下の通りかと

  • ドラム
  • ベース
  • ギター1(バッキング、Gibsonのセミアコ)
  • ギター2(オカズ的フレーズを弾く、SG)
  • ギター3(イントロおよびソロ、レスポール)
  • シンセサイザー(ソフトシンセと思われる)
  • ボーカル1(完全にボーカルパート)
  • ボーカル2(おそらくダブルトラック)
  • コーラス

そして、アレンジ面で気になったところは以下の通り

  • 基本、ギター1が常にバッキングを仮名で、そこにところどころギター2が被さるようになっているが、一部逆にギター2がバッキング的になり、ギター1が後から入ってくる部分がある。
  • ギター3は、ソロ以外にも、フレーズの合間で弾かれており、メリハリがついている。
  • ドラムは、ハイハットとライドシンバルを使い分けている
  • シンセサイザーのソロ後、ボーカル1にボーカル2が被さり、立体的になっている。そしてそれにコーラスも加わり、音の厚みも加わる。
  • その部分ではシンセサイザー以外はすべての楽器の音が鳴っており、重厚感ある音でそのままフェードアウト

単に見ているだけでも面白いですけども、気づきもたくさん。

そしてこれを人前でやろうと思った奥田さんの姿勢は非常に攻撃的だなと思います。CDは売れなくなってきていて、音楽業をとりまく状況は代わり、今までと同じような事をやっていてはだめ、という中で、プロらしさを全面に出した新たな取り組みだと思います。今後の動きにも要注目です。

通勤時によく聞いているライブアルバムいろいろ

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私は通勤時、iPodでよく音楽を聞いているんですが、乗車時間が往復3時間超と長いため、ある程度アルバムやプレイリストなどでまとめて聞く事が多いです。そして、その中でもよく聞くのが、ライブアルバム。順で聞くとライブそのままだし、細切れに聞く事なくワンパッケージで聞けるのが逆にいいですね。なんとなく飽きないところもありますし。そんなことで、よく聞くライブアルバムをあげてみたいと思います。

ファミリアー・トゥ・ミリオンズ
ファミリアー・トゥ・ミリオンズ
オアシスのライブアルバム。確か、ウエンブリースタジアムでのライブですね。映像もビデオテープですが持ってます。ニークヤングのカバーなども交えながら、最後はヒット曲満載な大合唱で終わるのがいい感じです。個人的にはノエルがレスポールを弾きながら歌う「Step Out」が好きなんですが、作曲者にスティービーワンダーがクレジットされてます。これは一部似たフレーズがあって作曲者に含めたとかそういうことだったような。

Live at Wembley Stadium
Live at Wembley Stadium
クイーンのライブ。これもウエンブリースタジアムですね。itunesで買いました。これも有名なライブで、以前映像でもみたことがあります。フレディの観客との掛け声合戦みたいのがありますが、そのときの歌唱力はすごいですね。これで好きなのは、そんなに有名な曲じゃないけども、「Friends wiil be friends」かな。

Police Live
Police Live
ポリスのライブ。これもitunesです。これも曲はヒット曲連発ですが、何と言っても、ドラムのスチュアートコープランドさんのぶっ叩きぶりがすごい。ライブで見れたら楽しいでしょうね。これでのお気に入りは「Next to you」かな。

Live at Monterey
Live at Monterey
ジミ・ヘンドリックスのギター燃やしちゃって有名なライブ。先のポリスもトリオ編成ですが、ジミヘンのトリオは、より自由度が高い演奏形態でいいですね。ボブ・ディランの「Like a rolling stone」をカバーしてますが、月並みな言い方なれど、完全に自分の曲にしてしまっていてすばらしい。

Gray Ray & The Chain Gang Tour Live in Tokyo 2012
Gray Ray & The Chain Gang Tour Live in Tokyo 2012
邦楽ということでこれ。奥田民生さんのライブ。氏のライブには何度か行きましたが、力のあるオリジナルなロック、すなわち民ロックがいいですね。以前はバックバンドがいて、ギターも2本の編成でしたが、このあたりからギターは自分一人でやってます。最初は大変じゃないかとか音薄くならないかとか思いましたが、今では音が厚いギターボーカルの音、というのが確立されてますね。好きなのは、「OTRL」では一人でやっていた「かたちごっこ」バンドでやるのがいいですね。

ライブ・ベスト・アルバム「ALL LIVE BEST」
ライブ・ベスト・アルバム「ALL LIVE BEST」
スガシカオさんのライブアルバム。これはCD&DVDのセットで、それぞれ曲順は微妙に違うのかな?スガさんのライブも1度だけ少し見た事がありますが、力あるライブですね。そして特筆すべきはMC。ため口というかなんというか、ラジオでの話し振りそのままですね。好きなのは「アシンメトリー」キーボードもドライブしていて、レコーディングバージョンよりいいかも。

ということで、こんなところです。明日も何聞くかな。

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