福田和也さん逝去の報に思う

先日、文芸評論家の福田和也さんが亡くなられたとの報を目にしました。

Xにも書いてますが、直近の著作で病気されてたのを知り、だいぶ痩せた姿になっていたのは驚きましたが、お酒は変わらず飲んでいると著作で述べており、病気は良くなったのかなと思っていましたが、そうではなかったようで残園です。

保守系の著作に触れたのが始まり

だいぶ昔になりますが、確かこの本で福田さんのことを知った気がします


文芸評論の問題作に触れる

そしてこの本。だいぶ話題になりましたが、この本をガイドとして、いろんな小説家や著作に触れられた気がします。


上記のリンクの本とはちょっと違いますが、純文学とエンタメとで作家をピックアップして、それぞれの作家の著作を100点満点で点数つけるというもの。

この本をガイドに読んでみた本もいくつもありました。

伝記についても


第二次世界大戦の時の陸軍大将、石原莞爾についての伝記です。石原莞爾のことはほぼ知らなかったのですが、この著作を通じて豪快な人柄についても知ることができました。

グルメ関連の著作も素晴らしい

この本もかなり読みました


食に関する考えを章立てして述べたエッセイ集ですが、いや大好きですね。気になるポイントもいくつもあるような本でした。

晩年の著作もだいぶ読ませた

しばらく活躍聞かないなと思っていましたが、前述の通り病気されて以前のように活動されてなかったのを知りました。ただ、それを知った後のこの著作にも触れました。


ご自身の病気のこともにも触れつつ、友人のシェフの方やファンの方が亡くなったことにも触れられていて、色々象徴的な著作だったかなと思います。以前よく訪れていた場所を、病気されて違う心持ちのことも書かれていて。これも何度も読み直していた本です。

こう見ると、著作の幅が広いですね。いろんなことについて書かれている。亡くなれられて実に残園ですが、まだまだ読み返すこともあるかなと思います。合掌