先日、以下のTwitterでの投稿を目にしました。田端信太郎さんのツィートです。
搾取されないためには選択肢を増やすしかない:僕は、会社を辞めろとか、日本を出て行け、という極端な話をしているのではない。ただ、必要ならば、そういう選択肢を実行できる状態にさえしておけばいいのだ。「選択肢」というのは持っていること自体が交渉力を決定する。 https://t.co/kKkkVuXGRC
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) October 8, 2019
yokichiさんという起業家の方のブログを紹介されていましたが、読んでみて合点する内容でした。(エントリ自体は、2010年なので10年近く前ですが)
交渉において選択肢を持つことが超重要
例として、ブラック企業・日本政府を出されていましたが、それらがだめと非難するのでなく、自分が他の行動を取れるよう選択肢を持つことで搾取されずに、対等に交渉できる、ということです。当たり前の原則にも思えますが、改めて
そして、
プロ同士の交渉では、「辞めたくない(日本を出る気がない)から選択肢を持つ必要はない」とはならない。使わなくても選択肢は得なければならない。相手もプロである以上、選択肢がなければ、猫かぶっても搾取されるだけである。
と、選択肢を持つこと自体が重要と述べられています。使わなくても選択肢は得なければならない、ということはなかなか深いですね。自分の武器になるよう、選択肢を持っとく必要があると。
転職などでも同様ですね。現職での待遇が不満、会社に異議を申し立てようにも、評価・待遇は会社で決めてるんで、と突っぱねられても、市場価値など考えて他に選択肢がなければしがみつくしかない。逆に、市場価値があり他に行く選択肢があれば、会社とも交渉できるし、業務でも何か不都合があっても泣き寝入りする必要もない、ということになります。そして、先の話ではないですが、「使わなくても選択肢は得なければならない」=自分の市場価値を上げられるようにしておく、というのが重要かなと。
最近、いろいろと思うところもあるので、心に留めておきたいエントリでした。