子供の食べ物に関するリスクを考える

先日起きた焼肉チェーン店の食中毒事件、亡くなった方もいて大きな事件となっています。事件を起こしたチェーンは、私の住んでいる藤沢市にも店舗があり、ニュースでその店舗でも食中毒患者が出ているとの報道されていたので驚きました。(店自体は知りませんでしたが。)
生の食肉は個人的にはあまり好まないので、自分から積極的に食べることはあまりないのですが、家族で今度焼肉でも行ってみようか(あえて)などと話していたところで、家族連れの方も被害に多数あっているニュースを耳にし、かなり実感を持ってこのニュースを見ていました。

生肉を使用している(悪くなった)ユッケを、抵抗力の低い子供が食べてしまったことで起きた事件
ですが、どうであれ子供に食べさせるべきではなかった、という 意見がありました。それはまあ
その通りだと思うし、親の方のコメントで、せがまれたから仕方なく食べさせてしまったということ
だったので、そのような意識がなかったわけでもないと思います。
ただ、子供の食べ物に関して、自分の思わぬところでリスクがあった、と考えたことがあります。
それは、お祭りや縁日などで出ている 「屋台」についてです。

以前、藤沢市の市民まつりに行った際、昼食に屋台のホットドックやお好み焼き、フランクフルト
などを、私の娘も含めて家族で食べました。そのすぐ後に娘がお腹を壊し、小児科に行った
ところ、小児科の先生に「市民まつりに行って何か食べたんじゃないの?」と指摘された
ことがありました。
屋台で買った食品でお腹を壊したと完全に特定されたわけではもちろんありませんが、自分の中
にそのような意識はなかったことに、驚いたというか残念に思いました。
自分は屋台で物を食べてお腹を壊した記憶がないので、実感としてそのリスクを持って
いなかったこと、そして、周りでも子供に食べさせている人も結構いたので、そんなもんかと安心
してしまっていました。ただ、実際体調が悪くなってしまったことで、今では、屋台での食べ物
には、そのようなリスクがあるという認識を持っています。

このように思ったのは、先日別の場所で行われていた祭りで、小さいお子さんに屋台で買った
食べ物を食べさせている人が結構いたのを目にしたためです。ユッケを食べさせた親御さんも、危ないものを食べさせている認識はあっただろうと思うものの、それを食べたら問題だ、までは思っていなかったのではないかと思います。ただ、事件は起きてしまいました。

今の自分の認識としては、子供の食べるものに関しては、避けられるべきリスクはすべて避ける、そして、リスクと考えるハードルは、自分の実感や意識よりも低くするくらいでちょうどいい、
としています。今回の事件を際して、改めていろいろ考えた次第でした。