2018年7月に読んだ本まとめ

まずは紙の本から。

サッカーの新書。ワールドカップ直前に解任されて前監督となったハリルホジッチ前監督について書いた本。著者の五百蔵 容さんは、本職のサッカーライターなどではなく、ゲームプランナーをやりながら別にこの本を書いたということです。すごい。
この本ではハリルさんのゲームプランを事細かに解説していますが、中でもハーフスペースという概念とインサイドハーフというポジションについての解説が良かったです。自分の今までの理解が適当だったななと。ハリルさんだったらどう戦ったかというシュミレーションもしたりして、今回日本はベスト16までは行けましたが、実際その内容はどうだったのかという検証をしてみたくなる本です。

続いて電子書籍。

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)

現ZOZO勤務の田端信太郎さんの著作。センテンスがあってそれについての見方を述べるというような本でした。一つ一つはそこまで奇抜なことを言ってませんが、田端さんのキャリアを考えるとこのように考えてかつ実行までやりきったことで、そういうキャリアを歩めているんだということで刺激になる本でした。レビューみると結構叩かれてますが、その内容は内容が陳腐だとか今まである内容の焼き直しだというような感想が多いですがそんな暇あったらなにかやればいいのにと思います。

必笑小咄のテクニック (集英社新書)
必笑小咄のテクニック (集英社新書)

通訳として高名な米原万里さんの著作。小咄のテクニックというだけあって、面白い話を類型化してどう面白いかを解説してます。私も常日頃何か面白い話をぱっと言えるように考えておきたいと思って、そこから進んでないですが、なにか考えるヒントにしてみたいと思いますね。

喰う寝るふたり 住むふたり 2巻
喰う寝るふたり 住むふたり 2巻

これは1巻買ったので2巻目も買った感じです。3巻は買わなくてもいいかな。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

これはどこかtwitterか何かでだれかが紹介しているのを買いました。転職しようかどうしようか迷っている人を主人公に、経営コンサルの人にアドバイスを受けつつその人が勤務先をコンサルする立場となり、その様子ややり取りを対話っぽく展開させていくかたちです。正直内容はそこまで感銘を受けるほどのものではないような気もしています。

月刊footballista (フットボリスタ) 2018年 08月号 [雑誌]
月刊footballista (フットボリスタ) 2018年 08月号 [雑誌]

w杯前によく買ってたfootballista。w杯のレビューみたいなかたちの号だったので買いました。レナート・バルディ氏のテクニカルレポートは参考になりました。日本は明確なプレービジョンがあった、川島のGKとしての基本技術はドンナルンマよりは上だが繋ぐ意識は低い、など、分析されていたので参考になりました。

幸服論 人生は服で簡単に変えられる (SPA!BOOKS)
幸服論 人生は服で簡単に変えられる (SPA!BOOKS)

結構著作も買っているスタイリストMBさんの本。今まではスタイリング本が主でしたが、今回はご自身の体験を絡めてスタイリングはどうすればいいのか、という点での著作です。正直、自身の体験を交えると、あんまり興味深くないかなと思いました。

モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ (幻冬舎文庫)
モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ (幻冬舎文庫)

モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ (幻冬舎文庫)
モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ (幻冬舎文庫)

フリーライターの宮崎智之さんの著作。ネットで記事を見て、著作を検索して買ってみました。「クソバイス」「告ハラ」など、聞いたこともある造語を生み出した方ですね。内容はいろんな視点で書いていて面白いという感じです。男女関係に関しては割と社会学的に、個人の行動とマスの潮流が結びついているような観点で書かれているように思います。

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール

約12社で働き現在は起業されている方の仕事論みたいなものです。転職しやすいエンジニアなどの専門職かと思いきや、プロデューサー的な立ち位置で実績を上げて転職しているのが印象的でした。みんなに当てはめてかんがえるのは難しそうですが、キャリア論としては興味深かったですね。