2015年8月、9月に読んだ本まとめ

まずは紙の本から

村上春樹さんの新作エッセイ。発売前から、紀伊国屋が大半を買い占めて卸に下ろすということで話題になっていました。本は、外出先に五反田で何店か書店を回って買いました。
内容としては、小説家は参入してくる人を拒まないという意味で、非常に寛容な人たちですというところが印象に残りました。いつものおもしろエッセイとは違い、自分のことを踏まえて丁寧に書いている印象でしたが、やっぱり楽しんで読めました。読んでみて、世のノーベル賞の狂騒なんかは、ご本人にとっては全く関係のないこと、として捉えているのではないかと思います。

続いて電子書籍。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

こちらも、昔出た村上春樹さんのエッセイ。紙の本でも持ってますが、電子版も出たので買ってみました。村上作品でちゃんと本担っているものがKindleに出ているのはこれだけのような気がしますが、是非もっと展開してもらいたいところです。

すべての男は消耗品である。VOL.1~VOL.13: 1984年8月~2013年9月 連載30周年記念・完全版
すべての男は消耗品である。VOL.1~VOL.13: 1984年8月~2013年9月 連載30周年記念・完全版

こちらは村上龍さんのエッセイ集。昔のをまとめた本ですが、すごいボリュームです。それでもかさばらないのは電子だからですね。
内容は、昔はそれなりに読んでいたシリーズだったんですが、今読むとあまりおもしろくないように思い、途中で読むのをやめてしまいました。いたしかたないかな。

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)
新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)

以前NHKでやっていたドラマの原作本。思わず懐かしくなって買いました。ドラマの内容を思い出しながら読みましたが、大分違ってました。これともう1冊別の本を参照してドラマにしたということなので、違って当たり前でしたが。