Facebookをいかに使っていくか

SNSのFacebook、私もアカウントを持っていますが、最近自分が投稿することが大分少なくなってきたように思います。自分の2018年の投稿数は11、しかも年の後半になって少なくなってきている)

全体の動向としても、成長が頭打ちになり、ユーザの高年齢化により若年層の利用が減少しているという傾向にあるようです。

Facebookで絡んでくる老人世代がウザい | 日刊SPA!
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そこで、Facebookの立ち位置、そしてどう使っていけばよいかを考えたいと思います。

他のSNS、アウトプットメディアとの比較

ここでは、私がよく使うSNSやアウトプットメディアとの比較をしてみたいと思います。

  • line:クローズド/1対1(およびN対N)/フロー型
  • twitter/instagram:オープン/1対N/フロー型
  • blog:オープン/1対他1/ストック型
  • facebook:クローズド/1対他/ストック型
  • 雑な分析とも言えますが、Facebook以外のSNSは、クローズドの場合は基本1対1の関係性の中でフローのコンテンツ、オープンの場合は1対Nの完成形でフロー型のコンテンツ、基本会話や雑多なアウトプットをフロー的に消費していくような立ち位置かと思います。
    逆に、ブログではこれは検索エンジン経由でコンテンツを広めるのが基本だと思いますが、オープンで1対Nの関係で、ストック型のコンテンツとなります。

    私の場合とも言えますが、Facebookはクローズドであるものの1対Nの関係性で、ある程度遡れるようなストック型のコンテンツを出していく性質のものかと思います。たまにテキストなどtwitter的にフロー型のコンテツをつぶやく方もいますが、そこまで多数ではないかと思います。
    ここで思うのは、このFacebookのフォロワーというクローズの関係性の中で、1対Nで出していくコンテンツがあんまりなく、では別にポストしなくてもいいか、という気になることかと思います。

    ではどうしたらいいか

    友達を増やす

    クローズドということで、あくまで自分の関係性の中での関わりということになりますが、ここの人数を増やし拡散させる母数を増やす、というのが考えうる第一の戦略かと思います。クローズドといえども、リーチできる数が増えることになりますし。ただ、別に増える関係性って特にひろがらないんだよな…

    フロー型/ストック型のコンテンツを使い分ける

    端的に言って、フロー型のコンテンツのポストを増やし、かつストック型のコンテンツも適度に取り入れていくということですね。先日友人の転職についてのポストを目にして、へぇ~そこに転職するのかと思ったことがありましたが、そのあたりは後に振り返って見るようにすることもあり、ストック型のコンテンツとして機能している例かと思います。

    自分がメディアとなれるように個を確立する

    簡単に何言ってるんだというところですが、著名人のアカウントだと先に述べた友達以外にフォローする人も多数出て、そうすると自分のメディアとして使えるようになります。そうすると、クローズドからオープンになっていくイメージですね。サイトとどう差別化する、という課題は出てきますが、そのように使うのも一つかと思います。

    ざっと列記しました。自分がSNS/メディアをどう使っていくか、頻度から考えて考えを整理した程度ですが、何であれ意識して使っていくのと、漠然と使う/やめちゃう、というのでは雲泥の差が出てくるように思うので、そこは突き詰めて考えたいと思います。

    2018年12月に読んだ本まとめ

    まずは紙の本から。今月は紙の本を割と多く買っていました。

    アメリカ音楽についての新書。ブルースだとかソウルだとかジャズなどを、ジャンルごとに時系列にならべ概論的に著した本です。自分の好きなジャンル、例えばジャズであるとかロックであるとかはなんとなく知ってはいましたが、あまり詳しくないジャンルについてはなかなか取っ掛かりがなく、聞いたことのある人をなんとなく聞いてみる、みたいな感じでしか触れられなかったですが、このように全体から時系列的に説明されていると、理解が早くていいいですね。Google Play Musicを契約していますが、それに入っているアーティストだったらすぐ聴けるので、本を読みながらいろいろと曲を紐解いてみたりしていました。

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    中年男ルネッサンス (イースト新書) [ 田中俊之 ]
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    社会学者の田中俊之さんと芸人の山田ルイ53世さんの共著。田中さんは男性学という名で社会学者として活躍されていますが、何者にもなれないというところにフォーカスして論じているのが興味深かったです。山田ルイ53世さんも、髭男爵で一世を風靡したもののその後はいろいろとあったということで、両名とも実体験に基づいて考察されていたのがなかなか良かったように思います。

    これは、サッカーの戦術本です。W杯以降、サッカーの戦術についてちょっとはまり、いろいろと本を読んでいるんですが、これはFootballistaという雑誌で連載されていたレナート・バルディさんという実際にイタリアのサッカークラブでコーチをしている方の分析などを元に構成されています。現マンチェスター・シティ監督のグアルディオラ監督の戦術など、高度に発達している戦術について詳細に解説されていて、とても勉強になります。

    続いて電子書籍
    翻訳夜話 (文春新書)
    翻訳夜話 (文春新書)

    村上春樹さんの翻訳についての新書。刊行されたのは2000年ということで、その時紙の本で買って手放していしまいましたが、ちょっとなんか読みたいなというときに目について、さっと買いました。共著まで行きませんが本職の翻訳家の柴田元幸さんとの対談も収められていますが、同じ英文を両名が翻訳してみて、その違いを見る、という箇所で、だいぶ翻訳された感じが違うなというところが印象に残ってます。

    昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)
    昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)

    評論家の保阪正康さんの新書。第二次大戦時の日本軍の重鎮たちにフォーカスしたものです。個人的には、瀬島龍三氏に関する記述に興味を持って買いましたが、インタビューの内容など1次情報に手を入れて、それが官僚にありがちな行動だ、と結んでいるところに驚くとともにちょっと穿った見方を持ちました。wikiなどを読むと第二次大戦時の軍部にはかなり批判的とあり、内容については何が妥当かをよく見て考える必要があるかと思います。

    テレビ東京「FOOT BRAIN」の野口健さんの回が面白かった

    テレビ東京のサッカー番組「FOOT BRAIN」は好きな番組です。ただリアルタイムで見れることは少なく、基本録画してますが、時間の都合もあり、全部は見れずかいつまんで見たりしてます。

    その中で、先日12/2に放送された登山家の野口健さんの回がなかなか面白く、興味深く見れました。「波乱に満ちた人生から紐解かれるメンタルの数々…」とありましたが、思考法などに目を引かれるところが幾つかあったように思います。

    撤退する勇気を持つことで生き延びる

    過去、エベレストに数回登頂されてますが、高地順応の時間も含め2ヶ月半くらいかかるということ。それを経た上で、あと頂上までもう少しというところで微妙だったときに、周囲の意見を聞くといっちゃおうぜという雰囲気になることもあるがそういう意見に引っ張られると、得てして大量遭難になりがちということでした。
    サンクコストという点もありますが、ここまで来たんだから行けちゃうよと思いがちなのが人間なので、こういう極限状態のときに

    ボロクソ言われたことを書き留めておく日記をつける

    いろいろと言われたことだけを書き留める日記をつけているということです。そして書き出したあと、頭に来てその日記をぼこぼこに踏んだりするということです。書き出すのがいいんでしょうね。アウトプットの仕方が興味深いですね。

    批判の7割はあたってる

    その批判日記について、書いたときは頭にきているものの、あとから読んでみると的を得ている批判が多いということ。7割くらいはあたっていると言ってましたね。それはなかなか言えることではないかと思います。

    考え方にはなかなか斬新なところがあったように思います。

    ▼参考URL
    命がけのアルピニスト・野口健が語る驚異のメンタル術

    セブンイレブンの年賀状印刷サービスを利用した

    毎年、年賀状を作成していましたが、今年は方法をちょっと変えて、セブンイレブンの年賀状サービスを利用することにしました。別に方法としては目新しくもなんともないですが、自分なりに考えたところがあったということですね。

    今までどうしていたか

    昨年までは、基本自作していました。数年前まで、windows時代はExcel+wordで、Macに移行してからはMS Oficceが使いづらいんで、日本郵便の年賀状キットを使って作っていました。それでもまあ作っていたんですが、ややいろいろと不満がありました。下記のようなことを思っていました。

    インクが高い

    いつも写真入りの年賀状にしてたんですが、カラーの部分も多いんでかなりインクを使うことになります。だいたい1回の年賀状作りで1パックくらいは使っちゃうかんじですかね。インクタンク1セットが数千円程度かかり、プリンターの関係もあってそこまで鮮明でもないんで、なんだかなと思っていました。

    表面、裏面の印刷が面倒

    裏面の模様の部分を作り、送付リストを作った上で表面の宛名を印刷、という2回印刷するのがなかなか面倒でした。一度に印刷できないのでそれぞれチェックしながら作るというのもなかなか骨でした。

    作ってみてどうだったか

    デザインは豊富で作るのも簡単

    ASP的にブラウザベースで作る感じですが、テンプレートも豊富でアプリとかで作るのとそんなに遜色ありません。昨年までと同様に、写真入れられるテンプレートで作りましたが、操作も軽快でストレスなく作れました。

    表面の宛名入りも簡単に作れる

    作成にはいろんなバージョンがありましたが、今回は表面の宛名入で作りました。個人情報の同意のあと、テンプレートのcsvをダウンロードし、そこに記入したうえでアップロードするかたちです。csvの形式や項目も特段わかりにくくなく順調に作成できました。そのあとアップロードしたあと、一応プレビューでどのように入ったかを確認できます。今までのアプリなどでは、文字数などの関係でデザイン崩れが頻発してた印象でしたが、これはさっときれいに挿入できたので、スタイル調整がしっかりされている印象を受けました。

    テキストのフォントなどが変えられないのは残念

    裏面にテキスト追加などできましたが、それや表面の宛名のフォントが変えられないのは残念でした。業務の書類などは基本メイリオにしていて、今までの自作の年賀状もそうしてましたが、セブンのこのサービスでは変えられないのは残念でした。宛名のフォントは明朝のような和風のフォントで、そういうんじゃないけどしょうがないか・・・と思いました。

    今回あえて使ってみましたが、費用もかかったものの概ね満足でした。より自分のイメージに近いものが妥当な金額で使えたならば、もっと満足度は高かったと思いますが、今後の改善に期待したいと思います。

    ▼参考URL
    セブン‐イレブン2019亥年年賀状印刷

    雑記その22:フジテレビの番組「This Is 中村俊輔」を見た。

    先日、深夜にやっていたTV番組「THIS IS 中村俊輔~語り尽くす40歳の本心~」を見ました。
    番組を知ったのは、確かTwitterだと思いますが、岡崎慎司選手のブログで紹介されていたから。途中で退団もしてましたね。
    簡単な感想をまとめたいと思います。

    あまり活躍がでなかったのは怪我してたのか

    前シーズンはかなり活躍して、チームも5位と上位でしたが、今年はチームも調子が上がらない中どうしていたかなと思っていました。番組によると、足首の状態が悪くシーズン中に手術していたということ。それはなかなか大変。

    加齢によりつかれた取りにくくなっているがあるのはよく分かる

    もう40歳ということで同年代ですが、外見はあんまり変わらないですね。ただ、専属トレーナーによると、大きく衰えたところはないものの、疲れが取りにくくなる、ということがあるということ。それはまあよくわかります。練習量を抑えるときもあるというけど、やっぱり練習したくなっちゃうんだよな、ということでした。練習の虫なんですね。

    w杯は難しい

    あれだけの選手でも、W杯では2回とも輝けなかった・・・w杯は難しい・・・と言っていて、それはそれは実感が籠もっている感じがしました。ただ、2010年のw杯のあと、目標を見失ったあと、MVPを取れるくらいの活躍をするというのを目標に掲げて、3年後それを実現

    自己主張は大事

    8年間の海外生活で、周りは生き抜くために癖強く生きているのが当たり前だ、日本はそこがユルいと言っていました。ご本人も外国行ったあとキャラクターはだいぶ変わった感じもしますしね。トルシエ監督もいろいろいじられたけど、日本人のナイーブさを消そうとしていたことについては評価していて、あとからそういうふうに思うもんなんですね。

    自身の最高のFKはローマ戦

    個人的には、以前あげていたセルティックで優勝を決めたキーマノック戦か、日本代表の2002年のキリンカップスロバキア戦かと思いましたが違いました。理由は、長身で、読んで飛ばないタイプのゴールキーパーに対して、上から落ちてくる感じで打てたから、ということでした。

    対戦相手の選手にも褒めるのは昔の経験から

    対戦相手の選手に話しかけたのを聞かれると、こうした方が怖かったと言っただけ、と言ってました。昔ヴェルディ時代のラモス瑠偉選手に同じように話しかけられて自信がついたからということ。日本が強くなれば何でもよい、というスタンスですが、あれだけの選手に声かけられたら、それだけで財産ですね。

    来年も現役ということですが、活躍できるかな。応援したいと思います。

    2018年11月読んだ本まとめ

    今月は電子書籍ですね。

    東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫)
    東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫)

    村上春樹さんたちが特定の地方を訪ね、普通じゃない見方とか体験とかしながらいろいろと語らうという本。昔10年以上前にあった「title」という雑誌に連載されていたと記憶しています。なんだかブラタモリのはしりみたいな感じですが、なかなかおもしろい。特に印象に残ったのは、江ノ島の回で老舗温泉旅館に止まって、ローマ風の風呂にはいるところと、サハリンの回で海にカニ取りに行ったときに、そこに生えてたワカメが美味しくて延々と食べちゃうというところですね。昔紙の本で持ってましたが、再読しても面白いです。

    MY FASHION BOOK MY STYLING BOOK
    MY FASHION BOOK MY STYLING BOOK

    MY STYLING BOOK
    MY STYLING BOOK

    スタイリストの日比理子さんの著作2つ。最初にMY FASHION BOOKの方を立ち読みしてよくて、電子書籍で買って、読み終わってそのままMY STYLING BOOKを買いました。割とファッションスタイリング本は好きですが、レディースのほうがアイテムが多いからかいいなと思うものが多いと思います。特に、アイテムと色を別途スタイリングに活かすようなかたちがよかったですね。

    本はたくさん読んでたかなと自分では思ってましたが、履歴を見るとそうではなく再読が多かったかなと思います。今月は年末なので、もっと読みたいですね。

    映画「Ryuichi Sakamoto:CODA」を見た

    以前から気になっていた坂本龍一さんに密着したドキュメンタリー「Ryuichi Sakamoto:CODA」を先日見ました。

    公開されたのは2017年なんで去年ですが、その情報は知っていたものの単館上映みたいなかたちで展開するということで、さっと見にも行けず、配信か何かで見れないかなと待っていました。
    そういうときに、確か坂本さんの公式twitterだと思いますが、Eテレで放映するということを知り、翌月だったもののばっちりto doリストに入れて録画し見ることができました。
    「音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー。5年間に渡る密着取材」とあるとおり、長い時間をかけての生活や過去の映像なんかも取り入れた作品でした。その間には、東日本大震災もあり、ご自身の病気もあり、いろんなことを経ているなという印象を受けました。以下、作品を見ての雑感です。

    映画監督にはいろいろとひどい目にあっている

    映画音楽もたくさんやってますが、語っているなかでなかなかこれはひどいな、という話もいくつかありました。
    特にベルナルド・ベルトルッチ監督の逸話が語られていて、「ラスト・エンペラー」で、演技しにいったところで翌日撮影するシーンのバックの合唱曲をいきなり書かされた話とか、「シェリタリング・スカイ」で、録音しにオーケストラが待っているスタジオに着いたところ、ベルトルッチから曲すぐ直してよ、モリコーネはすぐ直してくれたよ、って言われて、オーケストラを30分待たせて慌てて直した(そしてその直したバージョンが素晴らしかったというオチ付き)とか、無茶振りもいいとこなエピソードがあって、外野から聞く分にはこれは大変だなあという感じでした。当人はもう必死だと思いますが。

    クリエイターとプレイヤーのバランスを取っている感じがよい

    自宅地下のスタジオで、グランドピアノでバッハを弾くシーンがある一方、YMOでその当時の先進性たるサウンドを奏でたり、新作の「async」で、なんとも形容しがたいようなテクノのような現代音楽のようなサウンドを奏でる姿があったり、いろんな面を持っているというかインプットに対してのアウトプットの幅が広いような印象を改めて受けました。
    ベースはクラシックにあるというのは周知ですが、御本人の興味とか作品に表したいかたちというのが単一でなくいろんなかたちなんだろうな、ということがよく分かる作品だと思います。

    原発に対する姿勢はともかく音楽家としての行動が素晴らしい

    先に書いたとおり、密着期間中に東日本大震災が起こります。作中の中で、原発反対デモが起こり、坂本さん自身もデモに参加しマイクで発言などしています。私自身は原発は恒久的には維持し得ないものの、単純に反発することは現状に対する対応としては適切でないように思いますが、坂本さん自身は津波で被災したピアノを再生し、被災地でもコンサートを開き活動などをされていて、その行動には敬意を表したいと思います。
    作中で、1999年に発表したオペラ「LIFE」の映像がありましたが、原発の父と呼ばれるロバート・オッペンハイマーのアリアという作品があり、以前からスタンスは変わっていない感じがしました。この作品は興味を持って見ていましたが、自分なりに消化はできていませんでした。

    フィールド・レコーディング楽しそう

    この作品のジャケットは、坂本さんがバケツをかぶった姿ですが、これは自宅で雨が降ってきた際に、雨粒が奏でる音をiphoneを使って録音ときにバケツをかぶった様子を撮ったものです。
    これ以外に、山中に行ってそこにあるゴミを叩いてその音を録音したりするシーンもあり、単に音声素材を撮るときも何らかの姿勢を持って作品に活かす、というのは、坂本さんが表立ってやっていることかと思います。
    スタジオ・DAWを使っての制作活動を捉えた映像も、もちろん興味深いんですが、その前のところにも、大いに注目したいと思いました。

    魅力的ないろいろな短編

    最近、ある短編ものを見ました。自分でもたまにいろんな短編作品に触れていましたが、改めていいなと思いました。
    そんなマイ・フェイバリット・短編をまとめてみたいと思います。

    村上春樹の短編

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    象の消滅 短篇選集1980-1991 [ 村上春樹 ]
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    村上春樹さんの短編は、よいものがたくさんありますね。以前、「職業としての小説家」かもしれませんが、小説を書くスタイルについて、長編と短編を交互に書いていくというようなことを言っていました。どちらも素晴らしいと思います。
    好きなのは、この本にもおさめられている「ファミリー・アフェア」と「午後の最後の芝生」が好きです。「納屋を焼く」もいいですね。なんとなく、そこに出てくる人たちの心のうごきみたいのが読み取れるような描写がされているように思います。

    レイモンド・カーヴァーの短編

    アメリカの作家、レイモンド・カーヴァーも短編小説が有名です。というか、村上春樹さんがいろんなとこで紹介したり翻訳をしたりして知ったところがあります。この方の短編も、生活に密着した人々の生活を描く、みたいなのが多いですね。
    「大聖堂」とかが好きかな。

    手塚治虫の短編

    空気の底
    空気の底

    手塚作品にも、短編でいいのがたくさんあります。「ブラックジャック制作秘話」を読んだ際に、16ページで短編をつくれれば、そこから長編まで広げていける、と述べていたシーンがありましたが、短編でもきっちりストーリーの骨格がきちんとしているのはさすがに手塚作品という感じですね。
    この「空気の底」はミステリーものという感じがしますが、「野郎と断崖」などは、ちょっとゾクッとする感じがしますね。

    ディズニーの短編

    これは映像作品で、ディズニー関連のショートフィルムを集めたものです。Amazon primeで見ましたが、どれも良かった。ディズニーならではのハイクオリティな感じで、普段私はアニメ作品はほとんど見ないのですが楽しめました。
    好きなのは「愛犬とごちそう」かな。犬も人の気持がわかる、という体で描かれていて、とてもいいですね。

    もっとあるかと思いますが、さっと読めたり見れるのも短編の魅力かと思います。もっと楽しんでいきたいですね。

    「天才たちの日課」にみる日常のルーティンの在り様について

    「天才たちの日課」という本を電子書籍でよく読んでます。
    天才たちの日課
    天才たちの日課

    以前簡単な紹介のエントリを書きましたが、画家・建築家・作曲家などのアーティストが、日常どのような習慣を持って生活しているかを人ごとにまとめた本です。こう見ると、創造性を発揮するための生活のリズムは、まさに人それぞれだなと思います。早起きの人・遅く起きる人、自宅で仕事する人・別に仕事場を持つ人、タバコ・酒などを大量に摂取する人・そうでない人、など、いろんなタイプがいるということがわかりました。

    私は別に(音楽はやりますが)アーティストとは言えない生活ですが、自分なりにこうしようという日々の習慣があります。それが何をもたらしているかは分からないですが、簡単にまとめてみたいと思います。

    だいたい同じ時間に出社する

    会社員をしていると、始業時間があればこんなのは当たり前ですが、私の部署は裁量労働制のため、名目上は出社しなくてはいけない時間は決まってません。都合に合わせて出社時間を調整する人もまあいますが、私は基本同じ時間に出社してます。理由はそのほうが生活のリズムをつくりやすいからかな。

    出社前に一息入れる

    これは時間があればですが、出社前にコーヒー飲めるとこによることも習慣です。少し考えたり、モーニングページという書き出しをしたり、出社前に少しバッファを持っておくことも大事かなと思います。

    基本的にエスカレーターは使わない

    出勤の行き帰りに何度か乗り換えもするので、その際に登りおりしますが、エスカレーターは人が一緒とかそういう場合を除いてパスして階段を使います。足を鍛えたいのが理由ですね。

    入浴前に筋トレする

    筋トレは意識しないと続きにくいですが、入浴前にパッとやってしまって習慣化すればそんなに苦になりません。普段やるのは、米軍式腹筋と腕立て伏せ。本当は週に何回と間を空けたほうがいい、という意見もありますが、空けるのも面倒くさく毎日やればいいかと思ってます。

    音楽を聴く

    職場への行き帰りは基本ヘッドフォンで音楽聴いてます。Google Play Musicでプレイリストを作ってそれを流しておくかたちですね。

    酒を飲む

    こんなの習慣化してんのかという気もしますが、貴重なリラックスです。職場近くのコンビニで缶ビール飲んだりもしてますが、家でもろもろ片付けて、pc開きながら飲むのが基本ですね。

    他にもいろいろある/毎日じゃなくても週単位でやることもありますが、まとめるといろいろですね。無意識的に自分に何かもたらすと思ってやっていることが多いかな。まあ、続けることに意義があると思うので、引き続きやっていきたいと思います。

    2018年10月に読んだ本まとめ

    まずは紙の本です。

    以前、「砕かれたハリルホジッチ・プラン」という新書を著していた五百蔵 容氏の新作でした。W杯の日本代表の戦い方について考察した本です。W杯前は酷評されていた日本代表ですが、本番はかなり堂々とした戦いぶりでした。惨敗するかと思いましたが、そうはならなかった。なぜかなと思っていましたが、欧州でプレーする選手が多かったことで、普段のクラブの中で身についていたポジショナルプレーがいいかたちで発揮できた、ということでした。単純な前評判だと難しかったですが、結果は違ってなかなか予想はしづらいなと思いました。

    続いて電子書籍。

    マーケティングの仕事と年収のリアル
    マーケティングの仕事と年収のリアル

    マーケティングコンサルタントの山口義弘さんの著作。マーケティング業界でのキャリアについて書いた本。自分のキャリアの良し悪しはともかく、実感として仰っているとおりかなという感じがします。知らずにtwitterもフォローしてましたが、かなり考えさせられる本でしたね。

    女が死んでいる (角川文庫)
    女が死んでいる (角川文庫)

    貫井徳郎さんの短編集。見たら昔のものを集めた形になっていました。通勤途中に買いましたが、また楽しめました。

    Begin (ビギン) 2018年 11月号 [雑誌]
    Begin (ビギン) 2018年 11月号 [雑誌]

    雑誌のBigin。普段雑誌は電子書籍であまり買いませんが、ちょっと気分を変えてということで。