在宅勤務の気分転換のBGMに、J.s.バッハの「ゴルトベルグ協奏曲」を聴く

在宅勤務だと、気分転換が必要ですね。音楽を聞きながら仕事をする人もいると思います。
私個人的には、仕事しながら音楽聴くことはほとんどないんですが、休憩中とかにちょっと横になったりするときとかに、スマフォで音楽を聴くときがあります。

今までも、なんとなく音楽聴きながら寝たいな、とか、ちょっと文章書くのに集中したい、というときに、この曲集を聴くことがかなり多いですね。

ゴルトベルク変奏曲 – Wikipedia


在宅勤務中の同僚とのチャットとのやりとりの中で、「手持ちの音楽なくなったので、なにかいい音楽ないですか?」というようなやりとりがあって、MIXものだったり、アニメをまんま流したり・・といろんな回答がされていました。まあ、私の志向なんで別になんということもなく、自分のスタンダードはこれですね。
特に、グレン・グールドが弾いているこれがいいなと思ってます。

天才グールドが弾くバッハ、これがいいかなと個人的には思います。
また、この曲集について思うことは以下ですね。

テンポや曲調が違う曲が組み合わされていていい感じ

割と短い曲が組み合わさっている形ですが、結構緩急があっていいですね。テンポや拍も違う曲が組み合わさっているので、なんというかバリエーションがあって、それがなんとなく飽きさせずリラックスできる感じがいいかなと。

冒頭のアリアがリラックスさせる効果がありそうでいい

wikipediaによると、32小節から成るアリアを最初と最後に配置してる、ということです。冒頭のアリアが、なかなかテンポも遅く引っ張る感じですがいいですね。私はピアノも弾きこのアリアも弾いたことがありますが、曲としてはそんなに難しくないものの、うまく弾こうと思うとだいぶ難しい感じがしますね。なんというか、さっと弾かずに音を後ろにするように我慢しながら弾くというような。でも、このアリアが曲種全体を象徴している気がしますね。

この曲聴くとよく寝れる

そもそもこの曲が作られた背景として、不眠症に悩む伯爵のために作曲して聴かせた、ということなので、なんとなく眠いときに聴きながら寝る、というシーンが多いですね。
前述の冒頭のアリアなんて、テンポも遅めで眠りを誘う気がしますね。まあ、このエピソードを知っているから、そのように思うのかもしれませんが。

どんな事情であれ、いい曲です。引き続き聴いていきたいと思います。

J−POPクラシックとしての井上陽水奥田民生

今、このDVDを聴きながらこのエントリを書いてます。

井上陽水奥田民生のライブDVDですね。昔、WOWWOWでやってたのを録画して見てましたが、ひょんなところからYouTubeでこのライブの1曲を見て、おおと火がついてこれは見れなくなったら困るなと思って、勢いで買っちゃいました。この頃はBlue-rayが主流じゃなくて、DVDでしたね。

井上陽水奥田民生は大好きで、今でもよく聴きますが、アルバムは「ショッピング」(1997年)と、「ダブルドライブ」(2007年)の2枚のみ、ですね。まあ両名ともソロが本文で、そのサイドプロジェクトとしてやってる感じありますが、それでも初作から20年以上経っても、聴き応え十分な作品だったなと思います。見てみると、いろいろな面でのバリエーションがあったように思います。それについて考えてみたいと思います。

作詞・作曲が入れ替わることによる曲のバリエーション

第一作の「ショッピング」は、井上陽水さんの箱根の別荘に籠もって曲作りした、って、前に民生さんが言ってましたが、陽水さんの詩に民生さんが曲をつける、というパターンだけでなく、逆に、民生さんの詞に陽水さんの曲がのるパターンがあったりと、両名とも普通に作詞作曲で圧倒的な実力がある中で、単にくっついただけでない違った化学反応があるからいいですね。

ボーカルのバリエーションもある

メインボーカルは、曲を作った方が取るのかな?という気もしますが、ふたりとも歌唱力が素晴らしいので、この2人のハーモニーも魅力ですね。

両者のバックグラウンドの違いによるサウンドのバリエーション

陽水さんはフォーク、民生さんはバンドからのロック、が、基本サウンドだと思いますが、井上陽水奥田民生となると、それぞれいろいろ混ぜた形のある意味ごちゃまぜサウンドになってる感があります。それでも、高品質の音楽になっているのは、どういうかたちであれ、自分の音があるからですね。

MCのバリエーション

これは、ライブのDVDを聴いているから思うことです。いつもの陽水節と言ってよいような、なんとも形容し難い陽水さんの話っぷりに、民生さんが冷静にツッコミをいれる構図となってます。年重ねると落ち着くからツッコミをいれるようになるかと思いきや、逆ですね。というか、それは陽水さんのキャラ全開だからだと思いますが。

曲すばらしくて、いい曲豊富ですが、自分のお気に入りを挙げるとするならこれですね。

手引きのようなもの。これがやっぱり極上かなと思います。

まだまだ、聴き続けて行きたいですね。

昨年買ったアナログレコードを列挙してみる

近年、いろいろとアナログレコードに関するエントリを書いてますが、完全に音楽の聴き方については、普段使いの音楽鑑賞→サブスクリプションのGoogle Play Music、じっくりと自分がお金まで出して買いたいもの→(アナログ発売されているのが前提ですが)アナログレコードで購入してレコードプレーヤーで再生、というふうになっています。なんか、倒錯している感もありますね。

そのうえで、昨年は結構アナログレコードを買ったのを思い出しました。近年CDは大分買わなくなったな、と思いましたが、昨年のアナログレコードの買いっぷりは、CD買わなくなった時代と比べても大分たくさん買ったなと思います。
買ったアナログレコードは、聴くときに写真撮ってInstagramに上げてますが、図らずも購入ログになってます。そのあたりを振り返りたいと思います。

ジミヘンのベスト。1枚めの「Purple Haze」から痺れますね。まさにアナログサウンド的にいい感じなんですが、ミックスもあんまりちゃんとしてない曲もあるのか?ボーカルが小さい曲とかもあったりします。でもやっぱりいいですね。

カーリングシトーンズのアルバム。奥田民生さんを敬愛しているので、氏のサイドプロジェクトなんかもまめにチェックしていますが、このバンドもメンツはすごいものの基本的にふざけてますね。なんだよシトーンって。ただ、曲も演奏も真っ当、民生さんの最近の志向もあるのか、基本的にはシンプルなロックンロールサウンドなので、アナログで聴くとなかなかいいですね。逆にサブスクリプションだったら聞き流してしまうかも…っていう感じになるかも。

星野源さんセレクトによる細野晴臣さんのベスト盤。企画ものですが、小山田圭吾さん・星野源さんの2バージョンが発表され、収録曲見て星野源さんの方を買いました。別に「Hosono House」も持っているので、曲の被りなんかも考えましたが、がっちり聴くとやはり細野さんの世界観は最高だなと思います。シンプルゆえの難しさを軽々と超える感じが才能だなと思います。

Pearl Jamの93年に発表作「Vitalogy」実は発表時にCDを買っていて、今でもCDは持っているのですがどうしてもアナログ盤を買いたいと思ったので今回購入しました。理由は、2曲めの「Spin The Black Circle」という曲が好きで、その曲の意味がレコードをかけろ(ブラックサークルとはレコード盤のことですね)というものだったからです。CDでもサブスクリプションでもまあまま聴いてますが、これをアナログ盤で聴いたときは狂喜乱舞しました。パール・ジャムサウンドもアナログに合っていてよかったですね。

ユニコーンの企画版「半世紀№5」の中の1枚「ロック!クロック!オクロック!」 Youtubeで動画を見て、気に入った曲でどうやって発売されるのかなと思っていました。ここで企画版が出たので買ってみました。もうふざけ度バッチリでユニコーン的な曲です。いいですね。

サザンオールスターズ「Blue Heaven」これは中古で買いましたね。サザンオールスターズの曲では、これが一番好きかもしれない。

サンフジンズのアルバム「スリーシンプサンズ」メンツみるとなかなかのスーパーグループですが、音は真っ当なロックンロールベースですね。曲は、民生氏・岸田繁氏ともに共作しながら書いてますが、曲調は大分違うのでバラエティに富んでます。「じょじょ」はいいですね。

細野晴臣さんの「Hosono House」いろいろ探しましたが、結局タイミングよく輸入盤見つけて買いました。自分の家で録音したホームレコーディングなんで、音はとてもシンプル。レコードで聴くといいアルバムです。やはり「恋は桃色」がいいかな。

星野源さんの前作「Yellow Dancer」アナログ発売されたのを機に買ってみました。聴けば聴くほどなかなか味わいを感じられるアルバムですね。やっぱり曲がいいな。「FriendShip」が好きかな。

エリック・クラプトンの言わずとしれた名作。それこそ20年以上前は、CDをレンタルしてきてカセットテープにダビングして聴いてました。アナログ盤で聴くその頃のことを思い出してノスタルジックな気分にさせられますね。

インスタには投稿してませんでしたが、こちら。ノラ・ジョーンズ「COME AWAY WITH ME」やっぱり「Don’t Know Why」ですね。

都合11枚!今年も買おう!

亀田誠治さんが説く“サブスクリプション配信の価値”を読んで思ったこと

本日下記のツィートを読みました。佐々木俊尚さんのツイートで、記事は音楽プロデューサーの亀田誠治さんの講演についての記事でした。

要点としては以下ですね。

  • 欧米では、サブスクリプションが音楽産業の主流になり、売上の75%程度。それによって売上がV字回復している。
  • 日本ではCDの売上が75%程度。サブスクリプションは15%程度にすぎない。そして全体では売上は減少傾向。
  • ライブで収益をあげていると思われているが、ライブだけでは儲けは出ずにグッズを売って利益をだしている状況
  • 欧米では、サブスクリプションの普及により、曲が短くなっている。最初の5秒のつかみが重要になっているため。
  • CDの売り方として、パッケージ製品にしてエディション違いで売っているものがある。日本のほうが先行しているかも。
  • ご自身が音楽業界にいるということで、危機感をもってこのようなプレゼンテーションをしたのだと思います。

    私もGooglePlayMusicで月額聴き放題で音楽を聴いており、昔のようにCDを買って音楽を聴いていた時代とは、だいぶ聴き方は変わったなと思うところがあります。

    そこで思ったのは、このようなサブスクリプションが盛んになると、クラシック・ジャズの市場は有望なのでは?と思ったことです。
    理由は以下です。

    曲が多いので、ロングテールである作品にたどり着きやすい

    クラシックは古典の曲があり、同じ曲をいろんなアーティストが演奏したり、同じアーティストでも違う演奏のエディションがあったり、ジャズに至っては、ライブ演奏のように日にちが違う演奏がそのまま別のアルバムになったりと、ロック・ポップスと比べると作品がとにかく多いのが特徴のように思います。そして、それぞれのアルバムを買って聴くとなると、予算の問題もあるしなかなかそうもいかなかった・・・となってましたが、サブスクリプションだと予算の垣根なく、思いついた曲をさっと聴けるので聴く機会自体はとても増えるように思います。

    レコメンデーションによって、おすすめされる曲・アーティストを聴ける

    カタログ的にずらっと並んでいても、いったいどれを聴いてよいのやら、と思いますが、サブスクリプションのアプリなどでは、レコメンデーションで曲やアーティストも出てくるので、それなりの精度で容易に探せるのがいいと思います。毎回ガイドを読んで、となると骨ですからね。

    スマフォ・PCを操作しながらのながら聴きに向いてる

    ながら聴きは普通のJ-POPとかも聴くときも多いのですが、言葉が要らないインストの曲を聴きたい、というときに、クラシック・ジャズはあっているので、CDをセットして流すよりもブラウザでさっと聴けるサブスクリプションでの聴き方に向いているように思います。インストと言っても、ラテンとかだとやや煩いと思うときもあるし、テクノだとああいう人工の音を欲しているとき以外はちょっとむずかしいかなと思うので。
    個人的には、ジャズは夜に呑みながらサイトを見たりこういうブログ書いたりするとき、クラシックは、ストレス感じたときに昼寝とかしながら心を落ち着かせるために聴いてます。

    よく聴いているクラシック・ジャズのアルバムは下記です。

    Bach_Goldberg Variations – Glenn_Gould

    まずはクラシック。ピアニストのグレン・グールドが弾くバッハのゴルドベルグ協奏曲。先に書いたストレス感じたときに心落ち着かせるにはこれかなと。何しろ不眠症だった王のために書かれた曲ですからね。

    Moanin | The_Rudy_Van_Gelder_Edition

    次にジャズ。アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの名作、「モーニン」。ジャズは難しそうと思われがちですが、モーニンはメロディもキャッチで構成も難しくないので、とても好きです。

    音楽を聴くかたちはどうであれ、楽しく聴いていきたいですね。

    最近買ったアナログレコード

    レコード、買ってますね。以前もエントリを書いてますが、基本で聴くのは音楽配信(Google Play Music)ですが、ほんとに聴きたいものは、レコードで買って聴くというのが最近の楽しみです。

    もともとアナログレコードは好きで、買い始めたのは1990年代、もう20年以上前ですね。そのころはCD全盛でしたが、近所に安くアナログレコードを買える店があって、その頃は若くてお金もなかったので、そこで安く手に入れて聴く、というふうにしてました。そのうちアナログレコードいいな、という風になって、あえてアナログ買って聴くようになりました。

    自分が好きなアーティストだからか、アナログ的な質感がある方々が多いような気がしますが、レコードで聴くと非常にいい感じに思えます。ちょっとまとめてみたいと思います。画像はインスタから。

    イエロー・マジック・オーケストラ

    買ったのは、「ノイエ・タンツ」という企画版。YMO以外に、細野、高橋、坂本各氏のソロも入っているというものです。正直狙いは、坂本龍一さんの「Riot in Lagos」だったのですが、YMOの曲ももちろんいいですね。「Simoon」とか「Jam」とか。アナログ・シンセサイザーばりばりなので、やっばりアナログだといいです。

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    細野晴臣

    買ったのは「Hosono House」。「恋は桃色」が好きで、これを聴きたくて買いました。狭山の米軍ハウス時代に自宅録音したってことで、そういう雰囲気が出ていていいですよね。自宅録音時のエピソードもどこかで読んだことがありますが、夕方まで録音して、夕飯食べてその後はゆっくりしてたみたいな感じで、とてもうらやましい感じでした。

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    奥田民生

    民生さんも昔から好きで、アナログレコードも結構買ってます。

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    奥田民生「カンタンカンタビレ」かけるよ! #奥田民生

    Kentaro Shiraiさん(@plusunfield)がシェアした投稿 –

    最近買ったのは、新作の「カンタンカンタビレ」これは録音がまさにアナログ。8TRのアナログレコーダーに宅録よろしく曲を録っていく、というスタイルで制作されました。YouTubeのチャンネルでもその様子が出てましたね。これも面白かった。

    ソロではないですが、サンフジンズのも買ってました。

    星野源

    一躍日本でトップクラスに売れるアーティストになった星野源さん。聴き始めたのはここ数年ですかね。よくタイアップとかで耳にしてましたが、最新作「Pop Virus」が非常に良くて、愛聴してました。「Pop Virus」は特典のブルーレイでスタジオ・ライブが見れたのでCDを買ったのですが、「Pop Virus」とその前作の「Yellow Dancer」が同時にアナログ盤で発売され、持ってない「Yellow Dancer」を買いました。特典のスタジオライブで演っていた曲も入っていたので、原曲を聴くという感じだったのも良かった。

    エリック・クラプトン

    グラミー賞も取った名作の「Unplagged」その昔はCDレンタルしたものをカセットに落として聴いたりしてました。久々に聴きたくで買っちゃいました。曲は名曲多いので、もうクラシック的に名盤として残る作品ですね。

    ノエル・ギャラガーズ・ハイフライングバーズ

    元OASISのノエル兄さん。相変わらず精力的に作品出してますね。買ったのは、前作のアルバム。過去はシングル中心に買っていましたが、アルバムで聴くのもいいかなと思い買いました。

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    「Ballad of the mighty I」かけるよ! #noelgallaghershighflyingbirds

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    また買ってしまうと思うので、随時紹介していきます。

    Amazon Primeビデオで、奥田民生「MTRY LIVE AT BUDOKAN」を見た


    最近はAmazon Primeビデオを徐々に見てますが、ライブビデオがあるのはあまり知りませんでした。そこで私の好きなアーティストの奥田民生さんのライブビデオが配信されてたので見ました。
    販売バージョンもありましたが、今回はレンタルにしました。3日間見れて¥350。手軽に見れるのもいいですね。
    以下雑感です。

    日本武道館でのライブは15年ぶりくらいらしい

    MCで本人の口で言ってました。15年前というと、2003、2004年くらい。「okuda tamio LIVE E 0203 FINAL」が、2003年2月にやってるので、そこ以来ですかね。その2003年のライブには私は行ってましたが、民生さんくらいのアーティストだと、もっとやってるのかと思ってました。

    MTR&Yの歴史も相当長い

    途中自分ひとりでやっていたアルバムや弾き語り形式のライブセットもあるものの、バンドとしてのMTR&Yは、2005年からということで、もう14年ですね。それ以前のDr.strangelove時代の印象もそれなりにありますが、もうこの形はおなじみかと思います。最初はギターがOT一人でアンサンブル平気かなあ・・などと思ったもんですね。

    ギターは相変わらずたっぷり

    曲ごとにギターも持ち替えて、それも楽しめました。最近メインのES-330、以前からおなじみのレスポールスペシャル、ギター・マガジンで取り上げられていたレスポール59’をスキャナニングして再現したもの、あとは見たことない赤いES-330、とか、メロディー・メーカーとか、割と新しく手に入ったものも積極的に使っていた感じでした。ギターをたくさん持ち替えていると言っても、OTの場合はいたずらにやっているというよりも、曲に必要なサウンドとか雰囲気とかを考えて持ち替えていることがわかったので、それも含めて楽しめました。

    懐かしい曲もたくさん

    さすがに曲たくさんありますが、新作の「サボテン・ミュージアム」の曲以外にも、「Custom」「The standard」「御免ライダー」「イナビカリ」とか、2000年台の曲も結構やっていたのがある意味以外でした。最後は「さすらい」で大円団でしたけどね。

    OTのライブももう10数年行ってないですね。落ち着いたらまた行きたいな。その前に、こういうライブビデオでフォローし続けたたいと思います。

    坂本龍一さんの楽しみ方(2)

    先日のエントリの続きです。

    YMOとしてのアプローチ

    アプローチと書きましたが、メンバーですからね。数々の名曲を作っていますが、好きなのはこれかな。

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    5曲目の「Behind The Mask」。ボコーダーを使ってボーカルもしてます。以前放送されたNHKの「Schola」の中でこの曲を取り上げていて、不思議とライブで受ける訳を分析してましたが、イントロのコード進行がギターで弾きやすい平行移動できる進行だったと言っていました。耳に残るコード進行ですね。

    ライブ盤として、Youtubeに上がっている下記も好きです。

    キーボードプレーヤーとしてのアプローチ

    YMOとしてデビュー前に、スタジオミュージシャンとして活躍されていたと聞いています。いろいろな作品に参加されていますが、特に驚いたのは、矢沢永吉さんのヒット曲「時間よ止まれ」に参加していることですね。そして、高橋幸宏さんも一緒に参加されていて、YMOの2/3ですね。

    レコーディングにはYMOの坂本龍一、高橋幸宏も参加。時間よ止まれ (矢沢永吉の曲) – Wikipedia

    幸宏さんはこんなことも言ってましたね。

    田島 「影響力という意味では幸宏さんのドラムに憧れた人は僕らの世代にはすごく多いですよ。幸宏さんのドラムはヴォーカリストが歌いやすいドラムなんですよ」
    高橋 「それは僕が歌うということが大きいでしょうね。唯一ちょっと邪魔していたなと思うのが、<時間よ止まれ>」
    田島 「ええっ! 矢沢永吉さんのあの曲のドラム、幸宏さんだったんですか!?」
    特集:『WORLD HAPPINESS 2012』開催記念対談 高橋幸宏×田島貴男 – CDJournal CDJ PUSH

    もともと凄腕ミュージシャンだったから、いろいろなところに参加されていたのだと思います。面白い。

    というように、様々なジャンルの音楽を作った坂本さん。今後の活躍にも期待したいと思います。

    坂本龍一さんの楽しみ方(1)

    最近エントリにも書いてますが、坂本龍一さんの音楽とか映画とかをよく聴いたり見たりしてます。
    記憶にある限りで最初に聴いたのは、「戦メリ」をピアノで弾きたいなを思った子供のころかと思いますが、下記のCDを買って持ってましたね。

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    「戦メリ」以外にも、「ラストエンペラー」や「子猫物語」など、見たり耳にした音楽があって、結構愛聴したのを覚えてます。

    ただ、坂本さんは、活躍するジャンルが多岐に渡るため、1ジャンルを極める音楽家ではないような気がします。そこが良いところだと思いますけれども。そこで、個人的に、このジャンルがよいというところを列挙したいと思います。

    クラシック、現代音楽でのアプローチ

    東京芸大の作曲科卒、というバックグラウンドからも、クラシック的なアプローチの曲も多いです。ご本人が申すに、曲は降りてきちゃうところは降りてきちゃうんだよね、ということですが、それでもクラシックなアプローチで作らられた曲も多数あって、好きなものが多いです。

    有名なところでは、ピアノ・ソロでいうと下記ですかね。

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    それから、大ヒットした、癒し系とその当時は言われた下記とか。

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    個人的には、ウラではない最初の方の方が好きですね。

    それから、トリオ編成での下記。室内楽的なアプローチがいいですね。

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    この5曲目の「1919」なんて、レーニンのスピーチをバックに不協和音に近いコードを鳴らす、というような、後の坂本さんでも見られるアプローチで、個人的にはかなり好きですね。

    ボサノバでのアプローチ

    このアルバムも買いました。最近は聴いてないけど、当時はやはり大分好きだった。

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    作曲家ではドビュッシーが好きということで、ここで取り上げていたアントニオ・カルロス・ジョビンも同系につながる音楽家として、捉えていたようですね。これも端正で好きでした。

    テクノ・アンビエントでのアプローチ

    言わずとしれたYMOでの活躍はもとより、個人での曲でもかなり先進性をも持ったテクノよりの曲があります。

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    このアルバムはYMO時代のものですが、この中で取り上げるのであればやっぱり「Riot in Logos」ですかね。再開後のYMOでも演奏してますが、こういうレベルに達した曲はなかなか出てこない気がします。

    それから、アンビエント寄りだと、クリスチャン・フェネス氏とコラボした下記とか。

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    それから、下記は、ニューヨークでのライブをEテレでやっているのを見ましたが、いろいろと楽器を駆使している音楽で、不思議な感じがしました。

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    映画音楽でのアプローチ

    これも数多くありますが、気になったのは下記かなと。

    あと個人的には、先に挙げた「子猫物語」ですかね。

    書いていて1エントリでは長くなったので、次回に続きます。

    練習に最適な名フレーズのギターソロ4選

    普段、エレキギターを弾きますが、練習がてらいろんなフレーズを弾きます。ただ、手癖みたいなのばかりだと新しいものも生まれない感じがするので、弾きやすい名フレーズを弾こうと思っていろいろと探しています。ここで、自分が気に入っていて、かつ弾きやすいギターソロを集めてみたので、紹介じゃないですが列挙してみたいと思います。

    X JAPAN「Endless Rain」のギターソロ

    ENDLESS_RAIN_-_X

    この当時はX、今はX Japanの名バラード「Endless Rain」のソロはなかなか名フレーズだと思います。ツインギターが3度では盛りながらメロディーを奏でるのが特徴です。早いフレーズでもこのハモリはxだと結構ありますね。
    サビのあと転調してこのソロに入ってくるのが、アレンジとしても感じを変えている感があってよいと思います。

    Queen「Bohemian Rhapsody」のギターソロ

    Bohemian_Rhapsody_-_Queen

    最近、映画のおかげで人気再燃中のQueen。最も有名といえるこの曲のソロは、フレディ・マーキュリーの歌にかぶせる形で、ブライアン・メイのソロが入ってきます。フレーズとしては、まあまあ歌う感じではあるものの途中から結構ハイポジションで5連符、7連符と早めのフレーズが続き、そんなに簡単ではない感じですね。このソロのあとは、オペラ風のコーラスになるので、サビとのつなぎとしても重要なパートになっているかと思います。

    The Beatles「Let It Be」のギターソロ

    Let_It_BeThe Beatles _

    The Beatlesの超名曲ですが、このソロもなかなか秀逸です。パートは各人複数楽器できるので曲によって違うようですが、このソロは、ジョージ・ハリスンですね。フレーズとしては、そんなに早く弾くフレーズでもなく、ディストーション聞かせながらペンタトニック・スケールで歌う感じのソロです。

    これとは別録音で、確かパスト・マスターズVol.2に入っていたバージョンかと思いましたが、音色はフェイザーを聞かせてちょっと弱々しげなフレーズのソロもありますね。それもまた別の味わいがあってよいと思います。
    ↓この動画のソロも、このバージョンに近いやつですね。

    Oasis「Live Forever」のギターソロ

    Live Forever-_OASIS

    90年台〜2000年台のモンスターバンドOasis。それの1stアルバムに入っていてアンセム的にライブ最終盤にやってみんなが大合唱する曲のソロも良いです。リードギターは作曲者でもあるノエル・ギャラガーですが、歌のフレーズから続いてソロが入ってくるような、速弾きとはまた違うメロディアスなソロです。フレーズは大分長めですが、その中でだんだん上の音を使うよう上行していく感じが盛り上がりと同化している感じがします。
    ノエルは、ある雑誌の中で、自分のギターの腕は並だ、と発言していましたが、歌うソロを弾かせるとなかなか聞かせる感じがしてよいと思います。


    と、正直有名どころのソロばっかりですが、ある意味名ソロなので、弾きつつ何かインスピレーションが生まれることを祈りたいですね。

    映画「Ryuichi Sakamoto:CODA」を見た

    以前から気になっていた坂本龍一さんに密着したドキュメンタリー「Ryuichi Sakamoto:CODA」を先日見ました。

    公開されたのは2017年なんで去年ですが、その情報は知っていたものの単館上映みたいなかたちで展開するということで、さっと見にも行けず、配信か何かで見れないかなと待っていました。
    そういうときに、確か坂本さんの公式twitterだと思いますが、Eテレで放映するということを知り、翌月だったもののばっちりto doリストに入れて録画し見ることができました。
    「音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー。5年間に渡る密着取材」とあるとおり、長い時間をかけての生活や過去の映像なんかも取り入れた作品でした。その間には、東日本大震災もあり、ご自身の病気もあり、いろんなことを経ているなという印象を受けました。以下、作品を見ての雑感です。

    映画監督にはいろいろとひどい目にあっている

    映画音楽もたくさんやってますが、語っているなかでなかなかこれはひどいな、という話もいくつかありました。
    特にベルナルド・ベルトルッチ監督の逸話が語られていて、「ラスト・エンペラー」で、演技しにいったところで翌日撮影するシーンのバックの合唱曲をいきなり書かされた話とか、「シェリタリング・スカイ」で、録音しにオーケストラが待っているスタジオに着いたところ、ベルトルッチから曲すぐ直してよ、モリコーネはすぐ直してくれたよ、って言われて、オーケストラを30分待たせて慌てて直した(そしてその直したバージョンが素晴らしかったというオチ付き)とか、無茶振りもいいとこなエピソードがあって、外野から聞く分にはこれは大変だなあという感じでした。当人はもう必死だと思いますが。

    クリエイターとプレイヤーのバランスを取っている感じがよい

    自宅地下のスタジオで、グランドピアノでバッハを弾くシーンがある一方、YMOでその当時の先進性たるサウンドを奏でたり、新作の「async」で、なんとも形容しがたいようなテクノのような現代音楽のようなサウンドを奏でる姿があったり、いろんな面を持っているというかインプットに対してのアウトプットの幅が広いような印象を改めて受けました。
    ベースはクラシックにあるというのは周知ですが、御本人の興味とか作品に表したいかたちというのが単一でなくいろんなかたちなんだろうな、ということがよく分かる作品だと思います。

    原発に対する姿勢はともかく音楽家としての行動が素晴らしい

    先に書いたとおり、密着期間中に東日本大震災が起こります。作中の中で、原発反対デモが起こり、坂本さん自身もデモに参加しマイクで発言などしています。私自身は原発は恒久的には維持し得ないものの、単純に反発することは現状に対する対応としては適切でないように思いますが、坂本さん自身は津波で被災したピアノを再生し、被災地でもコンサートを開き活動などをされていて、その行動には敬意を表したいと思います。
    作中で、1999年に発表したオペラ「LIFE」の映像がありましたが、原発の父と呼ばれるロバート・オッペンハイマーのアリアという作品があり、以前からスタンスは変わっていない感じがしました。この作品は興味を持って見ていましたが、自分なりに消化はできていませんでした。

    フィールド・レコーディング楽しそう

    この作品のジャケットは、坂本さんがバケツをかぶった姿ですが、これは自宅で雨が降ってきた際に、雨粒が奏でる音をiphoneを使って録音ときにバケツをかぶった様子を撮ったものです。
    これ以外に、山中に行ってそこにあるゴミを叩いてその音を録音したりするシーンもあり、単に音声素材を撮るときも何らかの姿勢を持って作品に活かす、というのは、坂本さんが表立ってやっていることかと思います。
    スタジオ・DAWを使っての制作活動を捉えた映像も、もちろん興味深いんですが、その前のところにも、大いに注目したいと思いました。