今、新聞は、iPodアプリの産経新聞アプリで読んでいます。
私は元々新聞が好きで、読み始めたのは、小学校2年生9歳くらい、そこから実家~一人暮らし~結婚後と、31歳までかれこれ基本欠かさず月極契約して毎日読んでました。ただ、2008年にふと思うことがあって、いろいろ検討した結果、購読をやめることにしました。理由は以下な感じです。
- 月3000近く払うのがきつくなってきた。
- 読んだら紙ゴミになるので、その処理がめんどくさい。
- インターネットで情報を得る割合が増えてきたので、必ずしも必要ではなくなってきた。
その後、iPod Touch導入により、アプリ経由で読むようになりました。
このアプリは、起動やダウンロードは思いものの、回線を落としたローカルの状態でも読めてなかなか便利です。このアプリで新聞を読んでいると、新聞の良い点と悪い点を何となくながら認識してきました。以下まとめです。
○良い点
- 限られたスペースにまとめ的に情報がパッケージされていて、効率良く情報を得ることができる。
- 文章のクオリティが高い。
- (紙だと)ブラウザがいらない。
○悪い点
- 速報性に欠ける。
- 情報の取捨選択に置いて、公平性に欠ける。
- (購読だと)コストが高い。
良い点に関して、パッケージされている点については、確実に紙面やページという制約があるので、限りあるということを意識して読んでいけるところはある意味安心感があります。また、ページ単位で内容が決まっているので、情報も整理されていると言えますね。また文章のクオリティが高いという点については、記者の方は文章を書くための訓練を集中的に受けているためか、文章を読んでいて読みづらさを感じることがあまりありません。この点は、ブログとかメルマガなんかで、冗長で論点がはっきりせず、内容がさっぱりわからん文章があると感じる時があるので、優位な点だと思います。ブラウザがいらないという点については、新聞というよりも、紙の特徴ですね。
悪い点に関して、速報性に欠けるという点については、スポーツの結果を報じるときなどに感じる点です。紙面の締切の都合だと思いますが、サッカーの試合なんかで、ネットで結果を知った後、新聞で、前半○ー○などの記事を見ると、アホかと思います。情報の公平性に関しては、会社の立場によって、ニュースを報じなかったり逆に強調して報じるといいうことは、もはや自明のことになっていると感じます。紙のカラーはともかく、情報の取捨選択は読者に委ねるべきではないかと思います。コストに関しては、私が購読を辞める理由に挙げたとおり、高いと感じる人も多いのではないかと思います。
サッカー専門の新聞で、「EL Golazo」というものがありますが、これは駅売りでたまに買います。何故買うかといえば、サッカーの試合に関しての詳細な採点、解説、分析が読めるから。ネットでもサッカーに関する無料の情報は溢れていますが、twitterなどで見る限り、結構買っている人は覆いと思います。このような付加価値を付け、高品質のコンテンツを備えたメディアと位置づけるのが、新聞の生きる道なのかなあと個人的には思います。
現在の住居に引っ越してきた際、新聞の勧誘の人が来ましたが、新聞を読んでいるかと聞かれて「読んでますよ。アプリで」と答えたところ、「でも・・・。」と言った後、言葉が続いてなかったのは若干可哀想だったと思ったことを思い出しました。